「WEBショップ」オープンまでの3つの壁~②アンティークの仕入れ | アンティークのお店 Clotte 店長日記

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アンティークショップ店主の日々の暮らしで起きたこと、思ったことを気ままに綴っています。

次に立ちはだかる2つめの壁は「アンティークの仕入れ」です。

 

本当ならフランスやイギリスに行って

 

直接買い付けに行きたいところですが、

 

その時子供はまだ小学生で

 

何週間も家を空けるわけにいかず、

 

その上仕入れの予算さえカツカツなのに、

 

渡航費や宿泊費まで捻出することはできません。

 

 

なので、その時は

 

国内のアンティークショップを探して、

 

卸してもらう方法しか考えられませんでした。

 

 

インターネットで「アンティーク 卸」と検索して、

 

ヒットするお店に手当たり次第に連絡を取り、

 

大阪はもちろん東京や福岡にも足を運び、

 

直接行って商品を見せてもらいました。

 

 

 

 

その時は出来るだけたくさんのアンティークを

 

直接手にとって見るようにして、

 

自分のお店に置きたい

 

アンティークの雰囲気みたいなものを

 

見つけたいと思っていました。

 

 

また、近郊で開催している骨董市や蚤の市、

 

野外のイベントなどにもこまめに行き、

 

何人かの先輩のアンティーク屋さんにも

 

勇気を出してお近づきになるための挨拶をして、

 

卸売価格で購入できないかの交渉もしていきました。

 

 

あの時のフットワークの軽さやエネルギーは

 

今思うと人生で一番あったように思います。

 

 

この時点では決まった仕入れ先は定まっておらず、

 

足を運んだお店の中から気に入ったものを

 

ちょこちょこ仕入れるというやり方をしていたので、

 

やはりここでもかなりの時間を費やしました。

 

 

でも公私混同と言われてもしょうがないのですが、

 

大好きなアンティークをたくさん目にして、

 

仕入れできることは本当に楽しい工程でした。

 

 

また、お店によってそれぞれ違うカラーの中から、

 

自分が好きなテイストを見つけ選び出す作業も、

 

宝探しのようにワクワクしていました。

 

 

でも、そういったことはつかの間のことで、

 

現実はやはり厳しかったです。

 

 

たくさんのアンティークを目にしても、

 

なかなかピンと感じるものに出会う確率は低く

 

商品一覧のページが

 

なかなか埋まらない現状が続きました。

 

 

他のお店では

 

素敵なアンティークがずらりと並ぶ中、

 

Clotteの寂しい商品ラインナップに

 

心が折れそうになった時もありました。

 

 

でもここでもあきらめず、

 

粘り強くネット検索をしていたら、

 

イギリスに在住している

 

日本人バイヤーさんの存在を知ることになったのです。

 

 

ネット環境のセキュリティ対策が万全でない中、

 

海外に住む人にメールを送るなんて、

 

緊張と不安しかありませんでしたが、

 

勇気を出してメールを送ることにしました。

 

 

すると、3日後くらいにお返事があり、

 

とても安心できる文面で、

 

取り扱っているアンティークの画像も

 

いくつか添付してくれていました。

 

 

その画像を見た時に

 

「私が取り扱いたいアンティークはこれだ」

 

と初めて直感がはたらきました。

 

 

もうこの人にお願いしたいという気持ちが先行して、

 

後先を考えずに注文していっていました。

 

 

 

(その時にお願いしたいろんな形のインク瓶)

 

 

幸い相手は日本人であること、

 

また送金先も日本の銀行だったことで

 

決心がついたのだと思います。

 

 

取引はスムーズに進められて、

 

その1か月後にEMSで

 

注文したアンティークの箱が届きました。

 

 

何もかも初めて経験です。

 

 

開梱したときのあの時の感動は今でも覚えています。

 

 

一つ一つ丁寧に包まれたアンティークを開ける度に

 

今までの苦労が一気に報われたような気持ちになりました。

 

 

ひとつずつ手に取って検品を兼ねながら

 

届いたアンティークを吟味する。

 

 

その背景と物語を想像してみる。

 

 

その後、時間をかけて何枚も撮影をして、

 

商品説明を考えて、

 

ホームページにアップする。

 

 

これはオープンする前から、ずっとやってきたことで

 

9年経った今でも、一番の楽しみでもあります。

 

 

このようにして、どうにかお店として形になり、

 

やっとのことで

 

2011年3月にオープンできるようになりました。

 

 

小さかった子供たちも

 

手が離れる時期になってきたので、

 

そろそろ本気でヨーロッパへ渡って

 

買い付けをしたいと思っています。

 

 

次は3つ目の壁について書きたいと思います。

 

 

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