超高速ハリウッド?ザ・ロック | 陥穽

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陥穽(かんせい):落とし穴
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騙されちゃいけない、なんて事書こうと思ったけれど・・・
感想文が多くなってしまった(^^;

最近、ニコラス・ケイジなんかやっちゃたみたい ですが。。。
あの微妙なハゲっぷりがたまりません。

そんなニコラスケイジ 、主演映画を初めて観たのが、ザ・ロック です。

日本での上映当時、お台場にこの映画のアトラクションができたらしく、その様子をテレビで放送していたのを観て、楽しそうな映画だ、と思ったものでした。

しかしその頃は、映画館からどんどん離れていった時期で、今に思えばその後6~7年間は、映画館に行っていなかったと思います。

でも何とかレンタル位できる余裕ができて、自宅で、しかも深夜にちょびちょびと鑑賞に至ったのです。
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米国海兵隊の英雄ハメル准将は、機密軍事作戦の実行中、敵に包囲された味方の救援要請を、軍から無視されたがために多くの部下を失ってしまった過去を持つ。
しかし国は、その事実を闇に葬り、遺族への補償も一切なく、ハメル自身の国に対する訴えさえも無視し続けた。

ハメルは、共にそのことで悩み続けた妻の死を機に、国に謀反を起すことを決意する。志を共にする少数精鋭な同志と、カネで動く傭兵らを集め、軍から最新の化学兵器を奪取、サンフランシスコに浮かぶアルカトラズ島に、観光客らを人質として立て籠った。脱出不可能といわれた、かつての刑務所跡地である。
ハメルは、米国防総省に対し遺族への補償金1億ドルを要求。通らない場合は、奪った猛毒ガスをサンフランシスコ市内に打ち込むと宣言する。

FBI化学捜査官のグッドスピードが推測した猛毒ガスの致死量は、サンフランシスコ市内の全人口を軽く凌駕した。
FBI長官は、グッドスピードに、島への潜入と、毒ガス処理を命ずる。
グッドスピードと行動を共にするのは、アメリカ海軍特殊部隊と、そしてもう一人、アルカトラズ島に収容されながら、唯一脱獄を果たしたものの再び捕まり、長年監禁されていた元イギリス諜報部員、メイスンだった。
その堅固さから、ザ・ロックと呼ばれてるアルカトラズ島への進入は、アルカトラズから脱出した男に案内させようというものだった。
しかし、無実の罪を着せられて監禁されていたメイソンは、当然の如く協力を拒み、逃走をはかる。
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当時、この映画を監督したマイケル・ベイ といえば、スピード感あふれる曲を多用し、さらにリズムに合わせて非常に短いカットを継ぎ接ぎしの、まるでコマーシャルフィルムのような映画を撮る監督だと、一部の評論家から批判されていました。

そんな話を聞いてしまった後に観たこの映画は、なるほど、と思わせる作品でした。

まさに、金かけてとりあえず大衆を喜ばせよう的な、まさにハリウッド道一直線な映画で、少なくとも、いわゆるアカデミックな映画ではありませんでした。

それこそソフトに金かけてナンボの、CGを多用したハリウッド映画はキライですが、CGをワイヤーとか雲を消す事くらいにしか使っていない、この頃のハリウッド映画、私は大好きです。

これも不気味の谷現象 に該当するのでしょうか、どんなにきれいでも、CGは嘘くさくてイヤです。

ある意味軽い感じの監督ですが、これを質感のある俳優陣がしっかり固定しています。

この頃やっと役者が板についてきたかなといったニコラス・ケイジ は、それほどの質量を感じませんが、フランシスFコッポラの甥という血筋がダークマターとなっているのか、妙な重量を感じさせます。

とはいえなんといっても、ショーン・コネリー でしょう。初代ジェームズ・ボンド の存在感は半端ではありません。ニコラス・ケイジ 、完全に食われています。

しかも、狙ったとしか思えない、かつては女王陛下に仕えていた諜報部員だったという役どころも、その質感を増す材料になっているでしょう。

そしてもう一人の主役、英雄ハメルを演ずるエド・ハリス 。強さと悲しみを同時に表現できる、数少ない役者でしょう。ショーン・コネリー を差置いて、渋みのある味を出しています。

まぁ一粒で何千人も殺す力のある猛毒パックを乱暴に扱ったり、アルカトラズ島を爆破させる破壊力を持つミサイルを至近距離に落とされたのに死ななかったりと、粗を探せばいくらでも見つかる映画ですが、そのへんのお約束(違う?)は、ノリでカバーできる、お気軽な映画です。

今日はここまで。

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陥穽-ザ・ロック