人間の場合、眼球が顔の正面についています。
そのため、立体視を得ることができます。
少し離れた二つの視点から、同一のものを見る事によって、ものまでの距離を容易に推測できる、そういった能力です。
獲物を追う立場にある、肉食系の動物に多い構造です。
正面に捕らえた獲物との距離を正確に測り、力をためて一気に襲い掛かるのに適した視野といえます。
その代わり、馬など、顔の側面に眼球のある動物に比べて、視野が極端に狭くなっています。
正面しか見ることができず、背面の視界を失ったのです。
側面や、後ろを見るためには、首をひねるとか、体の向きを変えるとか、そういった動作が必要になります。
転じて、そういった挙動によって、視野の狭さをカバーできる、とも言えると思います。
さて、集団生活の場合、自分勝手な振る舞いが、周囲に迷惑をかけたり、不快感を与えたりすることがあります。
歩いているのに急に立ち止まったりすると、後ろを歩いていた人に避けさせることになります。
相手にしてみれば、自分に落ち度が無いのに、避ける、という動作を強いられるのは、不愉快です。(私が狭量すぎるのかもしれませんが^^)
ただ、立ち止まる前に、ちょっと振り返って、人がいるのかどうかを確認し、もしいたら少し避けてから立ち止まるような、そういった気遣いがあるだけで、角が立つのを防げるでしょう。
それほど広くない道の中心を、自分のペースでのんびり歩く人がいます。
自分のペースでの散策は結構なのですが、後ろに急いでいる人がいるかもしれない、ということを常に意識するかしないかで、周囲与える影響は、だいぶ違うと思います。
日本人は、我慢するのを美徳とする傾向があり、そういった不快感を、めったにあらわしません。
そのため、他人に不快感を与えても、そのことを注意されることはほとんどなく、不快感を与えていることに気付きにくいのです。
後ろには目がない分、立体視を構成できるほどの高い脳の力を生かして、できるだけ見えない場所にも気を配りたいものです。
スナイパーでは無いのですから、『俺の後ろに立つな!』なんていわずに。
今日はここまで。