オレンジ オレンジ オレンジ | パクチー&ワイン

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主にエスニック料理とワインのマリアージュのブログです。ワインエキスパート、CSW、ドイツワイン上級ケナーです。宜しくお願い致します。

オレンジ オレンジ オレンジ


こちらの手羽矢の店長さんが作る


この手羽焼でワインを飲んでみたかった。

白胡椒が効いていて、世界の山ちゃんより上品な味わい。


11回目になる大規模オフ会の持ち込みワインはオレンジワインが多かった。


たけとっちーさんの、ドメーヌ アラン ジャニアール ブルゴーニュ オーコード ド ニュイ シャルドネ ヴァン オレンジ 2016

ブルゴーニュでは珍しいオレンジ

爽やかなオレンジワイン


ぶどうさん持ち込み 共栄堂 K19FY DD 2019

こちらも比較的あっさりめのどこか和を感じる橙

手羽矢さんの手羽焼に合わせて



Montさん持ち込み

ヨハネスホフ ライニッシュ カピタル1 アウフ デア マイシェ オーストリア 2014

Montさん曰く 

貴腐ワインのような高貴で複雑なアロマ。日の打ちどころのない素晴らしいワインであると。

還元香、揮発香なく綺麗な作り

黄桃、貴腐香、ナッツ

滑らかなアタックでドライな味わいが印象的。



さてこちらはjuransonsecが持ち込んだワイン

この3つのオレンジワインのスタイルの違いをメンバーに議論頂きたいと思った。


フェザンツ ティアーズ ルカチテリ  カヘーティ ジョージア 2012

昨年来日した作り手さんのワイン

クヴェヴリを使ったワインだが、酸が豊かでフルーティさも保れている。

美味しいと評価する人が多かった中で、ソムリエで、自然派ワインの重鎮でもあるA氏曰く揮発香があり一般的には勧められないと。

一方ワインエキスパートコンクール準優勝者で現在アカデミーデュヴァンの講師のT氏は、あの香りがないと物足りないと 笑。


シャルヴィーノ ワイナリー ツァラピ ジョージア 2019

サクラアワード取得ワイン

こちらは同じくジョージアのクヴェヴリのワインだが、アモンテリャードのようなアーモンド香にまろやかな酸が特徴。

前述のA氏はヒェザンツ ティアーズのオレンジワインよりこちらのオレンジワインのほうをバランスが良いと評価していたのが印象的であった。

T氏はこのワインはクヴェヴリの内面に塗る蜜蝋の味がはっきり出ていると言っていた。


パチーナ トスカーナ ビアンコ ラ カレティーナ 2016

ビナイオータ物ワインでもともとはパチーナのハウスワインだったものであると。

juransonsecが飲んだワインの中では一番フルーティだったオレンジワイン。

今回開けたボトルは還元香が強く、フルーティさがマスクされていたのは残念であった。


結局、品種、クヴェヴリのサイズや透過性などの要因が、同じくクヴェヴリで作ったオレンジワインでも味わいは異なってくる一因かと思われた。


オレンジワイン達は手羽焼以外の料理とも相性よし。


美味しいワインと料理に舌鼓を打ち



旧交をあたためあったり

新しい出会いもあったり

盛会のうちに会は終了

また来年!