スリット糸の変退色について | クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

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東京杉並区・世田谷区で創業60年以上のクリーニングかんだ・クリーニングメルモを営む3代目の経営や技術(しみぬき・洗い)等についてのお話。ご相談も承ります。

皆さんこんばんは。今日も頑張りました。明日も頑張ります!

さて、本題へ。

ラメ糸は、ポリエステルやナイロンなどのベースフィルムに、アルミニウムや銅などの金属成分を付着(真空蒸着)させて細く裁断した糸です。

金や銀などの光沢糸です。

フォーマルウェアから、ニットやジーンズなどのカジュアルウェアまで、広く使われていて、
ラメ糸はスリット糸とも呼ばれます。

「スリット糸使用」と表示されているほか、
組成表示に、

「ポリエステル」や「ナイロン」の表示があれば、これが”ラメ糸”の可能性が高いです。

ラメ糸の色や輝きは、主には金属層の素材や状態によるものです。金属層は、湿気・汗・酸性やアルカリ性物質などと接触すると、変色したり脱落しやすい特性があります。そして、ラメ糸の金属層が変化した部分は、生地(または編地)そのものが変色しているように見えたり、シミが付いたように見えやすいです。
変退色原因には以下などがあります。

汗や果汁の付着
薬品類の付着や残留
湿気や防虫剤の高濃度ガス
着用・保管や、取り扱いには以下などの注意事項があります。

保管時には、湿気がこもらないようにする。
汗や飲食物などを付着させないようにする。
汗や飲食物などが付着した場合は、付着物を早めに除去する。
(クリーニングに出す際には、何が付いたかを伝える。)
クリーニング受付時には、シミや変退色にも意識して、全体の状態を確認する。
クリーニング受付時に、しみ抜きの依頼があった場合は、ラメ糸が変色している可能性があることや、ラメ糸には強い薬品類が使えないため、シミを除去できない可能性があることをお知らせする。
変退色防止の意味では、水洗いが出来る表示のお品物の取り扱い方法は、水洗いが望ましい。
 
不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。

当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬきをお試し下さい。

また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。

Cl_merumo_kanda_hanjow@yahoo.co.jp

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