10年以上鼻に異物を入れ、
いつの間にか鼻が硬くなり、
来院される患者様がいらっしゃいます。

中には1980~1990年代に
注入された異物が気になって
来院される患者様もいらっしゃいますが、
摘出が困難なケースもあります。

その硬さの原因は瘢痕(はんこん)で、
線維組織が主体です。

稀ですが、
プロテーゼであっても
人によっては長い年月で
そのまわりに線維ができ、
鼻の皮膚が厚くなるケースもあります。

プロテーゼ抜去時に
この瘢痕を
アブレージョン(削ること)することも
可能ですが、
広範囲や過剰な切除は
血行障害をきたすので危険です。

特にプロテーゼが感染し、
露出したときは、
除去のみ行い、
アブレージョンは後日にまわす方が
安全です。

一方、
異物と皮膚が癒着するような物質では、
可能な限り除去し、
異物を取り除こうと皮下組織まで
切除するのは大変危険です。

ヒアルロン酸は吸収され、
時間とともに消失し、
またプロテーゼは固形であるため
安全と考えられます。

しかし皮膚の状態の変化には
気をつけて頂き、
最近皮膚が硬くなってきたような
気がする、
時々赤くなる・・・などの症状があれば、
専門医にご相談下さい。

銀座すみれの花形成クリニック
院長  横山才也













鼻を高くするために
プロテーゼ(インプラント)を
使うことがあります。

このプロテーゼが曲がったので
修正したい
といったご依頼があります。

修正では
鼻孔縁(びこうえん、鼻の縁)を切開し、
新しいものと交換しなければいけません。

切開後、
プロテーゼの位置を
まっすぐに修正しても、
プロテーゼが入ってるところと
外が通じてしまいますから、
感染のリスクが非常に高くなります。

そのため
曲がったプロテーゼは破棄し、
滅菌された新しいものを
入れることになります。

プロテーゼが曲がる原因は
➀プロテーゼが大き過ぎた
➁最初から安定した位置になかった
➂鼻骨部でプロテーゼが骨膜下に
   入ってなかった
などが考えられます。

曲がった状態で入っていると
皮膚に不均一な力が加わり、
中にはプロテーゼの一部が
露出してしまうケースもあります。

露出すると自然閉鎖は期待できず、
感染した場合は、
皮膚が進行性に大きな欠損となります。

プロテーゼが曲がったようだ・・・と
気づいたときは、
「大丈夫だろう」
「もう少し待ってみよう」と考えず、
早めに入れ替えを検討すべきです。

銀座すみれの花形成クリニック
院長  横山才也


以前受けた鼻の手術の結果に
満足がいかない場合、
どれくらい経ってれば
修正再建手術が可能か・・・
と言ったご質問がよくあります。

それは症状、
行われた手術内容、
予定する修正再建の方法、
キズの硬さ(瘢痕の状況)によります。

例えば、
鼻すじが大きく曲がっているなら、
整容面が問題であり、
キズが硬くなる前の術後2~3ヶ月以内でも
修正は行うべきです。

手術を行うと皮膚の下は
線維化が進み、
術後3~4ヶ月をピークに
鼻は硬くなります。

この頃は、
修正手術は避けるべきです。

ただしプロテーゼによる感染では
早急に抜去が必要で例外です。

鼻の修正再建手術では
以前移植した軟骨を削ったり、
位置を変えたり、
また本人の鼻翼軟骨の修復したり、
新たに軟骨を移植したりします。

それには
組織を傷つけないように
問題になっている部分を
見つけ出さなくてはいけません。

そのため線維化が改善する
術後半年以降が
修正手術に適してます。

線維化が著しく
鼻が瘢痕で非常に硬くなっている患者様では、
皮膚の伸展性が回復するまで、
1年くらい待って頂くこともあります。

また患者様の中には、
皮膚と移植した軟骨が
べったりくっついている方も
いらっしゃいます。

この場合
皮膚の血行障害をきたさないような
形成外科的な手法をとることもあります。

鼻の修正をご希望される患者様の多くは、早く再手術をお受けになりたいと
仰いますが
大切なのは安全に
修正再建手術を行い、
満足いく結果を出すことだと思います。

銀座すみれの花形成クリニック
院長  横山才也














鼻先から鼻柱の
形成を希望された患者様の、
術後16日目の経過です。
(以前、術後5日目の画像をアップしています)

オープン・ライノプラスティー
(Open-rhinoplasty:
鼻孔縁切開+鼻柱横切開)で
鼻翼軟骨内側脚の閉鎖
耳介軟骨移植

鼻尖を高くし、
鼻柱を下方に出しました。

↓手術前の正面画像です。
アップノーズのため
鼻翼軟骨内側脚を閉鎖し、
耳介軟骨を鼻尖に移植することなりました

  ↓術後16日です。
アップノーズは改善しました。

  


↓手術前の斜位画像で、
鼻柱が小さいため

鼻柱基部が陥凹しているように見えました。
鼻尖形成とは別に
鼻柱を下方に下げるように
さらに軟骨を移植することなりました。

 


↓術後16日です。
鼻柱が延長できました。

 

オープンライノプラスティーでは
術後の腫れが著しいイメージが
ありますが、
2週間程度で写真のような
軽度の腫れに改善します。

この患者様は術後16日目の再来時、
『それ程腫れている感じはないし、
人に気づかれない』・・・・と
仰ってました。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

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最近鼻の修正手術
増えてます。

修正で来院される多くの患者様は
すでに耳から軟骨が採取されており、
下の写真のような部位(×印)に
縫合の跡が残っていることがよくあります。
 

耳から軟骨を採取するにあたり、
このように表の見える場所にわざわざ傷をつけるというのは、
形成外科では考えられないことです。

当院では、傷跡が見えないよう、
耳の後ろから
軟骨を取ります


下の写真は
患者様の切開線(赤矢印)です。
 
この患者様の場合、
鼻尖・鼻翼・鼻柱修正手術のため
出来るだけ多い軟骨が必要でした。
そのため切開線は長くなりましたが、
このアプローチだと
傷跡が目立ちません

 
当院では
キズ跡が人からわかりにくい上、
十分な軟骨を採取することができる
このアプローチを
全ての患者様に選択しています。

正しい耳介軟骨の採取であれば、
術後に耳の変形が残ることは
ありません。


また、よくご質問のある「洗髪」についてですが、
手術当日、洗髪はできませんが、
翌日より厚めのガーゼで耳を覆い、
シャンプー洗いができます


抜糸は鼻の抜糸と同日の
術後1週間目です。

院長
横山 才也

当院については
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修正をお考えの方に
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鼻尖形成
耳介軟骨移植を行った患者様が
術後5日目に経過を診せに
来院されました。

↓術前の写真です(モニター患者様)。
 

 
 
↓術後5日目です。
 

  
鼻部の腫れを認めますが、
患者様はマスクもされずに
来院されました。

当院の
鼻尖や鼻柱への軟骨移植術は
術中にしっかり軟骨を固定するので、
術後にデンバースプリント(鼻のギプス)を
装着しません。

術後5日までは鼻背~鼻尖に
テープ固定のみです。

鼻部の軟骨移植術後の腫れは
個人差がありますが、
約10日間です


仕事の内容にもよりますが、
上の写真のように術後5日目には
腫れも軽減しますので、
手術のための休暇は約5~7日と
考えております


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 当院の
鼻形成術では
いきなり
耳介軟骨
鼻部に入れません。

手術中に一旦
シリコンを挿入し、
どのような鼻のかたちにすべきか、
どれくらいの軟骨が必要かなどを
検討します。

また患者様からのご希望があれば、
シリコンが挿入された
鼻のかたちを確認してもらうことも
可能です。

患者様が鼻のかたちを気に入れば、
そのシリコンの形状で軟骨を採取し、
移植します。

このシリコンテンプレート使用は、
どのような鼻をつくればよいか
イメージをつけやすく、
必要最小限の軟骨採取で良いため、
患者様にも負担になりません。

下の画像は
鼻柱が小鼻より小さいため
形成術をご希望した
患者様の術前の写真です。
(掲載許可を頂いてます)
 
  
術中にシリコンテンプレートを作成し、
鼻尖から鼻柱に仮固定、
シリコンテンプレートを挿入した鼻を
鏡で確認してもらいました。

この方法を、
患者様に気に入っていただけるまで行います。
この患者様は、二度目でOKが出ました。

術者にとっては手間も時間もかかりますが、
手術中、患者様に形を確認してもらいながら進めるので、
納得していただける結果を出すことができます。

好みの鼻のかたちが決まると、
シリコンテンプレートから
必要なカーブと厚みがある軟骨を
採取します。
(左がシリコン、右が耳介軟骨)
 

こちらが、Before/Afterの画像です。

↓Before
 
↓After(術直後です)

 

患者様の期待通りの
鼻尖と鼻柱が形成されました。


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院長 横山才也


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他院で鼻尖と鼻孔縁に
耳介軟骨を移植したのですが、
術後20日経っても
鼻孔縁のキズが治らず、
移植した軟骨が露出している
患者様からのお問い合わせが
ありました。

下の画像はイメージ写真です。

 

赤の矢印が鼻孔縁で
この部位に軟骨を移植した場合、
丁寧に皮膚縫合を行わないと、
縫合部の治癒が遅れ、
軟骨が露出する可能性もあります。 

術後早期であれば
インプラントなどの異物と違って、
自然に閉鎖も期待できます。

長期にわたって
軟骨が露出しているようなら
感染や移植軟骨の萎縮の原因となりますので、
外科的に閉鎖が必要
かと思います。

キズを残さないため、
鼻孔縁の変形つくらないために
皮膚縫合は
丁寧に行わなければいけません。

一方、この患者様の場合、
移植軟骨が多過ぎたために
縫合部が伸展されたことも
考えられます。

軟骨を少し減量し、
再縫合を行うことも
検討したほうが良いかもしれません。

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也


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鼻柱延長を意識せず、
鼻尖を斜め下方へ延長すると
美しい自然なかたちになります。

患者様は
鼻柱の形態を
気にされていました。
下の写真は
手術直前です
(メイクはしていません)。
 
  
鼻翼軟骨内側脚の間に
耳介軟骨を移植し、
鼻尖部を斜め下方に
延長しました。

術後5ヶ月です
(化粧をしています)。
 
 
  
患者様は
鼻柱が延長されるとともに
鼻尖が高くなり満足されていました。

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院長 横山才也


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当院では
鼻の形成術前に
患者様の鼻腔内細菌検査を
行っています。

鼻尖形成では
軟骨を移植することが多く、
術部が感染すると
せっかく採取し、移植した軟骨を
取り出さなくてはいけません。

またプロテーゼも同様で
感染が発症すれば、
迷わず取り出すことを
選択します。

この感染は
鼻腔内の細菌が
原因であることがあり、
術前に検査が必要です。

細菌の中には
どんな抗生物質も
なかなか効かない種類があり、
これを多剤耐性菌といい、
MRSAが代表的な細菌です。

この菌が鼻腔内にあることを
知らずに手術を行うことは
非常に危険ですが、
薬剤と軟膏で
除菌することが可能です。

そのため術前の細菌検査で
この菌が検出されても
細菌の治療後には
手術は可能です。

MRSAの除菌と再検査には
約1.5~2ヶ月はかかりますが
細菌が消えてからでも
鼻の形成手術は
遅くはありません。

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院長  横山才也