1年間、鼻呼吸ができなかった患者様の

手術を行いました。

 

約1年前、他院で

鼻尖形成術と小鼻縮小術を受け、

修正手術も同クリニックで行われました。

 

修正術後、急激に瘢痕が増殖し、

それと同時に鼻孔が拘縮し、

気道が狭くなり、

鼻呼吸ができなくなったようです。

 

表皮直下は瘢痕となっており、

鼻孔縁は縫合不全が原因だったのか

上皮化の痕跡で、

十分な瘢痕減量は無理と判断しました。

 

過度な瘢痕減量は

皮膚血行障害が発症すると考えられ、

もはや美容面の改善は困難なケースでした。

 

この患者様にとって必要な治療は

鼻孔の拡張で、

移植された軟骨と異物を摘出し、

皮膚血行障害をきたさない程度に瘢痕を減量、

右鼻孔縁は3つの皮弁で鼻孔を拡げました。

 

また術前の左鼻孔は右より径が大きかったのですが、

鼻孔内に皮弁を形成できるような

健康な皮膚はなく、

皮弁1つのみで鼻孔を拡げました。

 

そのため

術後は左の鼻孔のほうが右より小さくなりました。

 

これら皮弁は再拘縮の予防になりますが、

左は1つの皮弁なので

今後再拘縮の可能性はあります。

 

その場合は鼻孔縁内に

皮膚移植の検討が必要です。

 

↓術前

 

↓減量した瘢痕、異物、移植軟骨

 (画像にご注意ください!)

①:鼻孔上縁と鼻柱上部にあった瘢痕と移植軟骨

②③:小鼻縮小術で増殖した瘢痕

④:鼻柱部の異物

 

↓術後1週間

 術後2日目に両方の鼻孔に入っていた

 止血目的の綿球を抜去したところ

 患者様が

 「1年ぶりに鼻で息ができる」と仰いました。

 

↓術後2週間

再拘縮予防にためレティナを鼻孔に挿入しています。

術後2週間腫れは改善しましたが、

左鼻孔に拘縮発症の傾向があり、

レティナ挿入は継続が必要です。

 

患者様にはレティナの必要性を

十分理解して頂いてます。

 

引き続き十分な経過観察が必要な患者様です。

 

 

 

 

 

 

 

銀座すみれの花形成クリニック
院長 横山才也

日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本形成外科学会専門医

ホームページ

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