上記の続きです。
では実際に卵子凍結が行われる流れをご説明します。
排卵誘発について
生理が開始しましたら内服薬と注射を2~3回程度使用します。これにより採卵数目安が5~6個程度となりますが、個人差があります事をご理解ください。
また、未熟卵や変性卵の場合もあるので、採卵できたものすべてが凍結できる訳ではありません。
注射を希望されない方は、内服薬だけで誘発する方法もありますが、その場合採卵できる 個数は1~2個となることをご了承ください。
このぐらいの誘発でしたら、採卵後の腹痛、出血は軽度で安全です。
また卵巣過剰刺激症候群の発症リスクもほぼありません。
採卵について
経膣超音波ガイド下で採卵針を使い、 膣より卵子とともに卵胞液を吸引します。
当院では22Gという標準より細い採卵針を使用しますので痛みが少なく済みます。
また、採卵個数5~6個とそれほど多くないため、麻酔は使用しません。
静脈麻酔を使用して採卵する病院もありますが、これによる麻酔のトラブルが起きたり、 麻酔の影響で、その後その日一日を寝て過ごさなければいけなくなったりすることがあります。
以上を考えますと、多少の痛みを我慢してでも麻酔無しで採卵する方がメリットの方が多いと考えます
凍結保存について
採取された卵子は、現在広く体外受精における胚凍結で行われているガラス化法で凍結し、-196℃の液体窒素の中に保存します。
費用について
採卵前検査: 約3万円
採卵までの診察代( 超音波、 ホルモン検査、 排卵誘発剤など): 約 7~10万円
採卵費用: 22万円
卵子凍結費用: 11,000円/個
凍結保存更新費用: 11,000円/個/年
凍結保存開始日1年後より1年毎の更新となります。更新の際には更新申込書と更新費用が必要となります。
なお、お仕事の関係等で複数年の更新を希望される場合、ご希望の期間の更新を先に行う事も可能ですのでお申し出ください。
その場合、その後予定を変更して早く使用したり、廃棄を希望されたとしても返金は致しかねます。
1年を過ぎて更新手続きがなされない場合、「更新意思なし」と判断し廃棄となりますのでご注意ください。
当院でも、未婚女性の卵子(未受精卵)の凍結保存を行っております。
ご希望の方は、当院ホームページ下部にあるお問い合わせフォームのその他からご連絡していただけたらと思います。
Clinique de l‘Ange
院長 末吉 智博
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