幸せを描く物語 | 物語創作音楽集団 Clef Doll公式ブログ

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都内で活動中の物語音楽バンド、Clef Dollの公式ブログです。
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こんばんは、Clef DollのShionです( ̄Д ̄)ノ
先日はライブ後緊急ニコ生ご観覧有難うございます!

諸々トラブルで代表Shikiの声が聞こえなかったり(苦笑)
申し訳ない部分も多々ありましたが、みんなに楽しんでもらえたならこれ幸い。
放送の最後にはyoutubeに上げてないライブ映像として「Missa~月の抱擁~」を。

Clef Dollのライブの雰囲気を感じ取ってもらえたなら嬉しいです。

さてさて、最近、このバンドにおいて、というより自分自身で、ですが、物語を描く意味とは何なんだろう?と考えたりします。

僕はこれまで、Clef以前のバンドから、そして個人としても、沢山の物語を創作してきました。

そして、その物語の中で、沢山の人が死んでいきました。
名もなき登場人物達にも、本来ならば人生があります。
両親がいて、そのまた両親がいて、この世界に生まれ。
人生の中で様々な人と出会い、傷つき、葛藤しながら、時に進み、時に戻りながら、人は生きていきます。

僕らは自分の世界の中にいる、わずかな人の事しか知りません。
その人達の事すら、真には理解できません。
理解した、と簡単に言える人間を僕は絶対に信用しない。
自らの価値観という狭い鋳型の中に他者をはめ込み、それで理解した振りをしているに過ぎません。

他者の痛みを、想いを、真に理解する事が出来る人は、僕はいないと思ってます。
その、理解できないということを知りながら、理解しようと努める事が大切なのではないかと思います。

僕らの世界には、その自らの作る輪の外にも、沢山の人がいて、沢山の人生があります。
毎朝電車の中でみる人、たまたま立ち寄ったお店ですれ違う人。
皆それぞれに人生があります。

それは、物語に登場する人でも、同じです。
彼らにだって、沢山の人生が、過去が、未来があります。

僕はそれを、無慈悲に奪い続けてきたのではないか、と。
時にそんな事を考えてしまうのです。

みなさんもご存知の「Noir」という楽曲。そしてそれに連なる一連のストーリー。
あの中で僕は、物語の前提条件としてまず、一つの平和だった国を滅ぼしました。
多くの人が死に、多くの人が大切な人を亡くしました。

物語の登場人物達にとって、作者である僕は「神」です。
すべてを知り、すべてを動かせる唯一の存在です。
彼らは、僕を恨んでいるのではないでしょうか。

自身が大切なものを喪った時、僕はやはり、何処かで神様を恨みます。
会った事も見た事もない、本当にいるかもわからない存在に「何故?」と問いかけます。
それは人というものに最初からプログラムされていた機能であるかのように。

僕らは心の何処かで、神の救いを求めているのかも知れません。

それを知りながら僕は、物語世界の神として、彼らの言葉を聞かなかった振りをする。
彼らの都合ではなく、物語の都合で命を奪う。

そんな自分の創作に、時に恐怖を覚える事があるんだ。
とても、罪深い事をしている気がしてね。

ご都合主義と言われても良い。
死者を蘇らせて、みんなを幸せにしてやれば良い。
そんな風に思う事も時にある。

でも、それはまったく別の罪を生んでしまう。
喪った後の、喪ったからこそある誰かの人生を、大きくネジ曲げてしまう。

だからそれは、絶対にしてはいけない事なんだとも、思うんだ。

でもね。
いつか僕自身が描く物語の世界で。
理想主義と言われても良い。
夢想家と言われても良い。
登場人物みんなが、きちんと幸せになれる物語を。
何も失わず、何も奪われず、それでもきちんと自分の両足で世界を歩いていける、そんな物語を。
僕の都合ではなく彼らの都合を優先してあげられる物語を。

人生でただの一度で良いんだ。
それを描いてみたいんだ。

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Clef Doll
Shion

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