今思えば20歳で海外に出たのが自分が変ったきっかけでした。具体的に言うと顔を合わせる人が変ったのです。日本にいた頃はまだ若いし使えるお金も無いし田舎に住んでいたのもあって顔を合わせる人が限られていました。
それで田舎だとその地域全体の空気が学校のシステムの延長上になっている印象です。規律とか目に見えないルールがあって良い子で正しい事をするのを求められている空気があってそれに押し込められてれているような印象がありました。
それで海外に行ったのですが一番驚いたのが笑顔です。自分のような英語も分からない東洋人に対しても笑顔を向けて来るし何より愛想が良いのです。
ですからみんな輝いて見えたものでした。それで周りがそんな人達だと今までの自分は精神的な（今はこんな言葉を使ったら怒られるのでしょうがこの日本語の方がしっくりくる）「かたわ」だったのだと思い知らされたものでした。
だってその当時の地元の日本の若者は何となく斜に構えて「ダルーとか眠ー」といつも言って嬉しそうに振舞わない、楽しく無さそーに振舞う人ばかりでした。心を開いたら負けみたいな感じです。
今は波動を使いその当時の波動の高さが測れますが見事に「畜生」です。それで相手がニコニコして「調子はどう？」と聞いてきても心が開けないので斜に構えて「まあまあ」とか「いつもとおんなじ」と返していたものです。本人は正直なつもりだったのですが社交も分かっていないガキで今考えると失礼な人間でした。
それを変えてくれたのが同じ日本人の東京から来た少し年上の先輩でした。日本人としては初めて見るタイプでさすが都会で揉まれた人は違うなと思ったものでした。
順応力が高いのでアメリカ人のやり方や考え方を次々と吸収していきます。全然英語が喋れなくてもです。それでモテます、やはり東京で何年か社会生活を送っているので体験値が違います。おかげさまで仲良くさせてもらったので影響を受けてアメリカ人と同じように振舞い同じような考え方が出来る様になりました。
心の自由を体験した瞬間です。一度心の自由を体験するとそれを手放すのが無理になりました。そうするとそこに住んでいる日本人の相手は窮屈に感じる様になります。
やはり心が開けていないので恰好付けたがる人、独り善がりの人になって向こうの国の女の子には人気が無いんですよね。クリスマスパーティーになれば誰が人気があるのかが一目で分かります。
日本食のレストランで大きくやっていたお店ですから沢山の従業員がいてクリスマスにパーティーするんですが日本人の男性の所は誰も寄ってこないんですよね。仕事中では無いですから気を使う必要が無いんです。
自分の場合は日本人の女の子には全く人気が無くて日本の飲み屋さんに行っても盛り上がらなかったのを覚えています。でもそのお店の日本人以外の女の子では大いに盛り上がっていたのを覚えています。ですから日本人には人気が無いのは自覚しています。
それでその心の自由を手に入れるまでに半年以上かかっています。やはり一度身に付いた習慣を一新するには時間が必要でした。体験を繰り返して少しづつ変わっていきます。
今ならトラウマとPTSD探して解除すれば直ぐに変わるのを知っていますがその当時は波動とかの言葉さえ無かったと思います。ネットもスマホも無い時代でした。
多分ですが他に必要なのは住む場所です。自分で住む場所を確保して物理的にも独立する必要があると思います。やはり人は同じ時間を過ごす程影響を受けますから今までから変わりたいのであればまず環境を変えるのが必要だと思います。
そして一番重要なのが人です。今の日本は新しい人と出会う機会が極端に少ないので難しい問題です。新しい人に出会っても社交辞令で済ますはずで利害関係無しで仲良くなるのは不可能に近いのでは無いでしょうか。すると出会いはもう仕事関係の人になるのでしょうか。
でも本当に必要な人なら目の前に現れてくれると思っています。それこそ引き寄せの法則です。理由は自分の場合ですが田舎で生まれた自分が海外の土地でその地元で生まれていない人に会う確率は0に近いのでは無いですか。
その日本人だけで無く他の国の人でも自分に大きな影響を与え合た人に会っています。一人はその当時社会主義国家のルーマニアで普通の20歳の女の子が出国出来るはずが無いと思うんですが出国してその土地にたどり着いたんですね。
その土地は他に比べて有名でも無いし観光地と言う訳でも有りませ。実際に会ったのは35歳頃ですが普通なら絶対に会わないはずです。でも実際に会っているし同い年なのもあって仲が良かったのですがそれを考えると必要な人は目の前に現れるものだと信じています。
ですから自分がどの方向を向いているのか寄って引き寄せの法則が働いて会う事になるのでは無いでしょうか。
一つ心の自由を獲得していない人の特徴を上げておきます。「人のやる事成すことが気になる」です。
これは日本の学校制度の影響を受けているものです。その制度では「正しい答え」があるのです。そしてその「正しい答え」を知っているのは自分ではありません。常に初めから「正しい答え」があってそれは先生か教科書から与えれれるものです。
だから重要なのは自分の答えでは無くて常に「だれかの答え」なのです。だから常に自分の事は置いておいて自分以外の人が何をやっているのかに注意が向きます。
明らかな間違いでも見つけたなら自分が正しいと主張出来るの機会です。見逃すはずがありません。「人の事は放っておけ」とは思いますがでもそれが悪いと言う訳ではありません。幸せや楽しみの感じ方は人それぞれですから何でも良いのです。自由を体験出来たから偉いと言う事では無いのです、ただお勧めしますと言う事です。
