1年半前の当ブログで「N響 vs 都響」と言うタイトルでコメントをしました↓。
今回は最近、顕著な違いが出てきた「都響 vs 東響」について取り上げます。日本のオケではN響・都響・東響の順に好きでした。都響や東響はN響並みに優れた指揮者やソリストを呼ぶので魅力的なプログラムが多かったのです。ところがオケの実力として、圧倒的に差がついてしまったと実感したのが先月のノット指揮・マーラー9番です↓。
この公演ではブラボーは多いし、好意的なコメントが多かったですが、それはノットのラスト定期演奏会への感謝であると思われ、実際のオケの演奏は駄演中の駄演で、Trpは中学生レベル、木管の切れ味は悪く、トラの多いVnは腕の細い頼りない奏者が多くゲルマン系に敵わないレベルで、これらによるノットの空回りタクトは聴いていられない程の酷い公演で、20年以上前の東響に戻ってしまったようでした。コンマス比較でも都響の三人衆に比べると東響のコンマスは頼りないです。このような要素が決定的で、東響の公演に行く回数を激減することにします。音楽監督がヴィオッティでなければ、さらにクオリティが落ちて、東響は日本フィル、新日本フィルのレイヤーになるでしょう。
では人気と実力の差を比べるために、都響と東響の現段階の来年4月からのサントリー定期の空席状況を見ていきましょう。都響はコスパも良いですし、演奏能力が高いので、底堅い人気があり、このままいけば、平日夜の公演ですが、定期だけで完売してしまいそうです↓。
一方で毎回土曜18時開演と言う好条件の東響のサントリー定期は、音楽監督のヴィオッティが多く指揮をするのですが、良席含めてかなりチケットが余っています。このままですと、定期で完売は難しそうです↓。
ノットが抜けた影響なのか、東響の演奏能力の低下のせいか、ソリストの選定が悪いのか、いくつかの理由を考えられますが、定期会員数が減っているのは事実ですし、これは切実な問題です。N響のサントリー定期のように定期券だけで完売することがオケにとっては理想です。しかし、東響は東京オペラシティ定期も売れてないので、毎回、単券で売っていくには宣伝費もかかりますし、学生席で埋める必要も出てきますし、茨の道になると思います。補助金も減らされる可能性もあり、このオケは下手したらオワコンの可能性がでてきました。この状況を察して、新音楽監督のヴィオッティはヨーロッパでは売れっ子ですので、途中で契約を切られたら、かなり終わりです。略して「東響」(とうきょう)の読みは煩わしいので、いっそのこと本拠地(オフィス)のある「川崎交響楽団」と称された方が良いのではないでしょうか。東京が本拠地でないのに東京を名乗るのはおかしいと指摘しているのは、例えば、マンション名は住所または最寄り駅と関係ない名称を付けることはできないからです。そして、川崎定期は売れているのですが、サントリーと東京オペラシティ定期が売れてないので、東京公演を東京オペラシティに絞って、川崎公演を増やしてもらった方がありがたいです。先週土曜日18時のサントリー定期もあまり客が入っていなかったようで、土曜日の夕方と言う最も良い時間に満席にできないのはこのオケ自体の魅力がないことの証左だと思います。本日もお読み頂きありがとうございました。




