来週木曜日から土曜日のベルリン・フィルの定期演奏会にはバレンボイムが指揮する予定で、来週土曜日はライブ配信されます。先月のザルツブルク音楽祭でのバレンボイムはパーキンソン病の影響で、テンポがかなり遅く、オケのメンバーも合わせるのが大変だったように見えましたが、WEDOの欧州ツアーは無事完遂しました。ちなみに、バレンボイムの前任の元ベルリン州立歌劇場音楽監督のオトマール・スウィトナーはパーキンソン病で引退しました。ウィーン・フィルの楽団員は「彼はもう無理だろう」と言っていて、バレンボイムを呼ばない方針と聞いてますが、バレンボイム本人は指揮活動をするつもりで、一説には年内までの指揮活動と聞いておりましたが、来年のザルツブルク音楽祭にはWEDOを指揮する予定でヨーヨー・マと共演すると聞いています。


さらに今回気になったのは、ベルリン・フィルのシーズン・ラインナップの発表の時は、来週のコンサートは「未完成」と「ベト7」のみで、短時間で終わるコンサートの予定でしたが、最近になって、ウェーバーの序曲が追加されていました↓。体調が良さそうではないのに直前で曲が増えることは珍しいですが、バレンボイムのやる気が感じられますし、来週は指揮すると言うことでしょう。