アウシュビッツ・ビルケナウ博物館 | クラシック♪インド部のブログ

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西洋クラシック音楽とインドというどうにも関係のなさそうな二つの事柄を中心に語るフリーライター&編集者、高坂はる香のブログ。
ピアノや西洋クラシック音楽とインドというすばらしい文化が刺激しあって何かが生まれる瞬間を妄想しています。


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2005年に初めて来てから、
今回でポーランドは8回目くらいになるのではないでしょうか。
しかしこれまで1度も行ったことがなかった、
『アウシュビッツ・ビルケナウ博物館』電車


取材旅行ではいつも時間がないのもありますが、
それよりも、ポーランド人の友人たちが絶対に行きたがらないために、
行く機会がなかったというのが正直なところです。


「負の歴史を忘れないために」「二度と過ちを繰り返さないために」
こうした場所があるのはもちろんですが、
ポーランド人は、「目を背けている」というのとは違う理由で、
この場所を避けている気がします。
雑誌で紹介するときも、ポーランド政府観光局から、
ここの写真だけは提供しないと言われます。
不便な場所にあるので道中いろいろな人に行き方を尋ねなければならない場面が出てくるのですが、
そんなわけでなにかそこに行くのが後ろめたい気がして、尋ねられないんですよね。
こういうところだけ、妙に小心者…。




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クラクフに1泊し、朝早く列車に乗ってオシフィエンチム駅へ。
アウシュビッツというのはナチスドイツが勝手につけた名前で、
この場所はポーランドではオシフィエンチムという地名です。


まず入り口。


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なんかピチピチのおねえちゃんが駐車場係してるじゃないの。
(不謹慎すみません)
でもなんか、この場所が意外と「普通に」存在していることに救われました悲しい


そして内部。


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たった70年前、ここで多くの人々が苦しみ、息絶えていったのだとは想像しにくいほどに、
この日はすがすがしい青空。

だからこそ逆に、こんな気持ちの良い、
そこにいるだけで幸せな気分になれるような天気の日が70年前もこの同じ場所にはあったはずで、
そんな日に苦しみ殺された人のことを思うと、胸が痛くなりました。


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大きな国旗を掲げたイスラエルからの学生の集団もいました。


行ったらものすごく暗い気持ちになるだろうなと思ったら、
なんかけっこうポーランド人の家族連れがのんびり過ごしていたりして、
思いのほか穏やかに見て回って、帰って来ました。


興味をもって本や映画などを見たことがある人にとっては、
とくに新たにショックを受けるようなことはないかもしれません(ついたガイドさんによるのかな)。
なにもかも、本で見たことのあった現物が目の前にあった、という感じ。


帰り道を歩きながら、
世界中の戦争や紛争で行われてきた、そして今も行われている殺戮と、
この場所でおこなわれた大量の殺戮に、
何か残酷さに違いがあるのだろうか、と何となく考えこみました。
ホロコーストでおこなわれたことは確かにものすごく残酷だけれど、
これだけが過去に起きた特別に残酷な出来事なのか?と。


それにしても、ガイドブックなしで行った自分が悪いんですが、
けっこう現地にたどり着くまでに頭使いました。
クラクフあたりからバスツアーというのが一番安心でいいかも…。
ポーランドの鉄道駅って切符買うのに時間かかるし、
良い担当のおばちゃんに当たらなかったら、おわりですからねぇ…おばちゃん



アウシュビッツ、一度は見ておいたほうがいい、とよく言われますが、
私にはわかりません。
ここに来なくても、いろいろ知って感じる方法は他にもあるかも…というのが正直な感想です。

何か、すごく「展示されてる感」があったので、妙に冷静になります。

もちろん、行って価値のある場所ではありました。

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