「にいちゃん? じいちゃんが落ちてるよ・・・・」
「・・・・・・・・」
「にいちゃんっ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「先輩っ・」 (ノ_-。)
「ずっとずっと、辛かったんだよ
「だけど、そんな様子を僕たちにはちっとも見せないで・・・」 (>_<)
「にいちゃん????・・・・」
「じいちゃんどうして落ちてるの?」 ((゚m゚;)
「じいちゃん!どうしちゃったの?」 (-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
「先輩は、全うされたんだよ」
「全うって?」
「落ちちゃうこと? 落ちちゃったら落ちちゃたら・・・」
「死んじゃったの」 。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
「ちがうわ・・・・」
「姉ちゃん!」 Σ(~∀~||;)
「おじさんは、満足されたの」
「だから、ああやって満足な顔で一度は経験したいと思い続けている床でゆっくり眠っているのよ・・」 ☆彡
「床に寝る?」 (@ ̄Д ̄@;)
「僕たちには、壁がすべてじゃないの?」
「床に寝るって・・」
「終わるって事でし?」 ((((((ノ゚⊿゚)ノ (((゜д゜;)))
「違うよ・・・」
「兄ちゃんっ・!」
「僕たちは、生きている限りやらなきゃいけないことが、決まってる・・」
「みんな自分で決めるんだ」
「壁にくっついていなきゃいけないときは、それを一生懸命に遣り遂げる・・」
「だけど、遣り遂げたと思えたとき、自分の夢がかなうときなんだ・・」
「だから、壁から離れたときじいちゃんの夢がかなったんだよ・・・」
「兄ちゃんっ、僕わかんない・・ 」 ヽ((◎д◎ ))ゝ
「だけど、じいちゃんちっとも辛そうな顔じゃないね」 (≡^∇^≡)
「そうよ」
「おじさんは、とっても幸せそう・」 (=⌒▽⌒=)
「ほら、ご主人様がもうじきおきてきておじさんを連れて行くわ」
「さぁ、お別れしましょう・・」
「おじさん、ありがとぉ・・私直ぐにスポンジさんをうらやましがったりしないでがんばるわっ」
「先輩っ、僕たち二人だけどひとつの心を持ち続けて最後まで仲良くがんばりますっ」
「じいちゃん・・・・・僕はもっとじいちゃんと話をしたかった・・・ でも僕も兄ちゃんとがんばるよ・・」
「じいちゃん、ちっとも苦しくないんだよね?」
「そうよ」
「そうだね」
「そうなんだね」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
あれっ?吸盤落ちてるよ。
あらっ本当に、随分もったわねぇ・
また新しい吸盤買ってこなきゃな・・
そうね、本当に何年もったかしら・?
本当だ、たいした粘着力だったよ・・・・・・
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「じいちゃん、ほめられてたね」
「ええ、そうね」
「吸盤冥利だね」
「僕たちも、がんばろう」
「うんっ」
「兄ちゃん、僕わかったよ」
「じいちゃんが何故、笑って床に落ちていたか・」
(=⌒▽⌒=) (≡^∇^≡) ≧(´▽`)≦
「僕たち、生きているんだよね」
「生きて働いて、そして笑って泣いて怒って、また笑って」
「それでいいんだね」
「僕すっかりわかったよ じいちゃんっ安心して笑っていてね」