KIN DA SHER ROCK / ぼくのきもち | 5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

自分がビリビリと刺激的電撃を受けたCDやレコードなどの音を中心に、レビューっぽい感じで綴っていきます。よろしくです。

$5000VOLTもの電撃を受けるとシビれます

2009年7月発売の3rdアルバム「ぼくのきもち」。

KIN DA SHER ROCKは、2001年のB-BOY PARKで初登場ながらすさまじいネタ仕込みで決勝まで行ってKREVAにフルボッコされたMCという印象しかなかい。

今作のサウンドを担うは、DJ TA☆1 & DJ 智子、YUSHI、10FOR がメインとなり(誰も知らん)、BUZZER BEATSとDJ TAMA a.k.a SPC FINESTが1曲ずつってトコロか。マイクゲストも千晴、TARO SOUL以外は初見の名前ばっか。

1曲目「INTRO」を経て、2曲目「パワーオブミュージック」を聴いてビックリした。だって最初に聴こえてきたのがフィーチャーされてる女の歌なんだもん。これ誰のアルバムぞ?

取り繕うようにヴァースをKIN DA SHER ROCKがキックしていくが、またフックは女。これじゃどっちがフィーチャーされてるのか解んない。全く彼のパワーオブミュージックを感じない出だしに唖然。

その後も聴き進めていくものの彼が主に言っているメッセージは、「彼女とのひと時は最高さ」、「キミを支えるよ」、「みんなに感謝してる」などの気持ち悪い純粋真っ直ぐ思考であり、トラックも売れ線狙いのキレイめヒップホップ。会社の真ん前のドンキとかでよく流れてるんだよねこういうの。誰の曲か全く解らん、カオのない曲という印象しか残らんけど。

KREVAにMC BATTLEで負けたトラウマがデカすぎて神格化してしまったのかも知れんけど、10曲目「アイラビュウエビデイ」みたいな模倣具合じゃ足下にも及ばんぜ?舎弟の千晴がオートチューン使いで疑似KREVAとして参加してあげるくらいが関の山。

いや~、ダサい。マジでコイツはダサい。「SWEET HOME」とか「もうすぐSeptember」とか曲のタイトルもダサい。一生やっとけ。

マイク1本、いや、1000VOLT。