納豆会で教わったことの続きです
クラリネット吹きは、ずっとマウスピースをくわえて演奏するため、顎を通じて耳を悪くする人が多いのです。
顎の蝶番は、均等な人はいないそうです。
なので、ずっとくわえていることは、かなり顎にとって負担となってしまうのです
それで、顎の骨を伝わって、耳を悪くします。
その症状とは…
まず、ひどい耳鳴り。
そして、クラリネットを吹くと、頭にバケツをかぶって、演奏しているような音が聴こえる
つまり、自分の音はガンガン響いて聴こえ、倍音がうるさく、響きすぎてほかの音は聴こえない
…とこれは、ほかの人が体験したもの。
私も体験したことがあるのですが、私の場合は、この「バケツをかぶって」のあと、段々と自分の音が小さくなってしまい、知らないうちにどんどん大きな音で吹いてしまう
それから、周りの音が、ボリュームをだんだん絞るように聞こえなくなり、耳鳴りだけがボリュームを上げていく
演奏し終わっても、その状態は変わらないので、仕事の帰りにクラクションを鳴らす車に気付かず、ひかれかけたことも
私が体験した難聴は、すでに15年以上前ですが、その当時都内の耳鼻科に行けども行けども原因が分からず、お医者様は口をそろえて「クラリネットはやめてください。」とおっしゃいました。
これを治すには、実は2年ほどかかりました。
このことがなければ、私はオーケストラのオーディションを受けるのをやめなかったでしょうし、コンクールも受けたでしょう。
気に入っていたB40のマウスピースをやめ、5RVに戻しました。
口の開きが少なければ、治る可能性がある…と聞いたからです。
そして、仕事もペースダウンして、なるべく吹く時間を減らしました。
(当時、自主練で8時間吹くこともありました。個人練習の平均時間は4時間でした)
そして、ゆっくりと時間をかけて、治したのです
しかし、今回聞いた情報は、もっとすごい
①下顎を、ゆっくりとスライドするように前に出します。
②上顎より出したら、今度はゆっくりと戻します。
①と②の動作を、30回くりかえします。
症状が出ているときに、これを1日に30回を1セットで、朝昼晩と3回やったところ、その方は1日で治ってしまったというのです
うわぁ~
これを若い時に知っていたら、人生変わっていましたね
この情報を教えてくださった、二宮門下の先輩、西尾さんはこれを知って、できるだけ多くのクラリネット奏者に知らせたいとおっしゃっていました
突発性難聴と診断されて、困っているクラリネット奏者(アマチュア奏者でもいるかも)の方は、ぜひ試してみてください
これは、かなり価値のある情報ですよ