衣装を作る時・・・
こんなものが着たいと、絵を描いてもってきてくれるのがほとんどですが
現実的に人間の身体の面積をわかって描いていないことが多いです。
意外にも、ものすご~く、胴体が長く描いてあることがほとんど。
人間の胴体ってそんなに長くない。
斜めの切り替えを入れるのにお腹の出るトップスでは
角度が取れないのにすごく急な角度をかいてあったりします。
最近身体の外観がかいてあるデザインシートを用意してあります
それに描き入れると、現実的なデザインができます。
3頭身だったり、9頭身だったり現実とかけ離れたデザインになることはありません
そして、、平面で正面からのデザインしか考えていないことも多いです
人間の身体は円柱なので脇から背中へのラインも重要です。
ただし・・大会衣装は見る側は、ほとんどがチームの全体の雰囲気を観ていて
一人ひとりの細部までは観ません。
ですから、全体のフォーメーションを考えた色や切り替えの配分を考えなくてはなりません。
それには想像力が必要!
それは経験によってつちかわれるので。
自分達にあった衣装を作りたいなら、
大会などで他のチームを離れた客席から観るのが一番です。
一着でなくチーム全体を観てほしいです。
そこから、近くに行って、素材や切り替えを見てください。
そんなことを数回すると、イメージがでしやすくなりますよ。
舞台衣装も同じです。
舞台は照明もあるので、もっと経験が必要になります。
ライティングで生地の色も消し飛んでしまうこともありますからね~
先日連休中に USA大会が幕張で行われました![]()
3月末に予定されていたものが、延期になって催行されたものです。
私は、仕事が忙しかったのと、ちょっと体調がすぐれなかったので
2時間かかる幕張にはいけませんでした。
大会の結果が気になっていましたが
いつも担当している高校がジャズ部門で1位、2位に入ったり
キッズで2位に入ったと昨日相次いで連絡が入って
すご~くうれしかったです。![]()
特にキッズチームは審査員のコメントに「衣装が素敵です」と書かれていたそうで
最高にうれしかったです。
大人のまねをしたセクシイな衣装やブリブリ飾り付けた衣装より
子ども自体がかわいいのですから、着るものはすっきりシンプルで
かわいさを引き立てる程度で良い!
そのコンセプトがバッチリあたったということでしょう。
キッズは制限して数チームしか作りませんが
このわたしのコンセプトをしっかり理解してくださったチームは
やはり、振付もきっと同じ事を考えていらっしゃるのでしょう。
結果・・ちゃんとそれに見合った順位が得られます。
さ~これから、本格的にシーズンが始まります。
今年度はどんな展開になるかたのしみです![]()
