西二階町本店編2

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次の日もその次の日も忙しくなりました。
小さな小さなお店で、製造能力は限られていました。なのですぐにお客さまに30分とか一時間待って頂かないといけない状況になってしまいます。

土地柄で、姫路の人はせっかちと言われます。

ご近所の人からは「こんな売り方をしていたら姫路ではやっていかれへんで」とも言われました。

しかしどうすれば良いのか分かりません。ひたすら一生懸命に焼き続けるしかありませんでした。

そうこうしているうちに、以前「開業準備編12」で書いたように、腕が動かなくなって、急遽臨時休業する事になってしまいました。


それほど宣伝をした訳でもなく、味的にも、オープン当初はまだばらつきがあったと思います。立地も良いとは言えません。

それなのに何故最初からこんなに忙しくなったのか?

今から思うと、理由の一番はもの珍しかったからでしょう。
当時の関西ではほとんどなかった本格的なたい焼き専門店で、一回行ってみようか、と思われた方が多かったのだと思います。

二番としては、姫路は御座候さんのお膝元で、小豆好きの人が多かったのでは?と考えます。市場(マーケット)が出来上がっていた、と言えるかもしれません。

臨時休業明けも忙しい日々が続きました。


一日の流れは、まず出勤して店回りを掃除します。
それからあんこを炊き始めて、それをしながらその日に使用する生地の配合を行います。

それが終わるとたい焼き機に火をつけてたい焼きを焼き始めます。

たい焼きが焼き上がって来ると開店です。

あんこは4時間くらいかかるので、営業しながらの作業です。

休憩する時間はほとんどなく、夜までたい焼きを焼き続けます。

朝の出勤が7時くらいで、後片付けが終わるのが9時くらいだったでしょうか。



今から思うとウソみたいな話しですが、当時の西二階町本店には休憩所も更衣室もなかったのです。オープン当初のアルバイトの人達には本当に不便な思いをさせてしまいました。
(オープン前に店舗図面も色んな人に見てもらっていましたが、そんな事は誰も指摘してくれませんでした。。私も全然考えつきませんでした。)

続く