皆さん、こんにちは。
船橋市議会議員の石川りょうです。
 
先日お伝えした通り、船橋市は本日(4月30日)から、新型コロナウイルス感染症患者のうち、軽症者と無症状者を船橋第一ホテルで受け入れることになりました。
 
それに先立ち、本日午前中にマスコミ向けに内覧が行われたのですが、議会にも対応していただけるということで、私も内覧をさせていただきました。
*患者の搬入は本日午後からとなります。
 
▲ホテルの入口
 
感染者とスタッフらの接触を避けるために、ホテルの入り口からビニールシートでゾーニングされていました。右側が感染者用のレッドゾーン、左側がスタッフなどのグリーンゾーンです。
 
▲ロビーも透明ビニールシートで区分けされています。
 
11階建てのホテルなのですが、4階以上が感染者のお部屋になります。
エレベーターを降りると机が設置されています。机の上には、水や消毒液、そして、今話題のパルスオキシメーター(皮膚を通して動脈血酸素飽和度と脈拍数を測定する装置)が置いてあります。そして、各部屋番号のかかれた四角い枠があります。ここに、朝昼夜のお弁当が置かれ、患者は自ら取りに行く形になっています。
*宿泊費や食事代は患者の負担にはなりません。
 
image
▲エレベーターを降りると机が設置されています。
 
▲机の上が部屋番号で区分けされています。
 
▲パルスオキシメーター
 
お部屋はビジネスホテルのシングルルームです。
 
回復の状況を医師が判断し、近くにある板倉病院でPCR検査を受けます。そして、2回連続で陰性となったら退去の運びになります。
 
保健師と看護師、そして、市役所職員(9人)が24時間体制で勤務してくださいます。そして、医師は24時間電話で対応して下さいます。

船橋市はこの第一ホテルで約100人の受け入れを可能としていますが、100人で足りるのか?というご心配の声をいただいています。この100人という数字は、千葉県が目標としている2,000人のうちの100人という位置づけです。
 
船橋市内の患者が全て船橋市内のホテルに入らなければならないということではありません。船橋市民の患者さんが他の市にあるホテルに入る場合もありますし、他市の方が船橋市内のホテルに入る場合もあります。あくまで広域である千葉県全体で受け入れていこうという体制になっています。
 
成田市(250室)や千葉市(120室)、柏市(56室)などもホテルを借り上げています。船橋市も引き続き市内の宿泊施設との調整を行ってまいりますが、あくまで千葉県と連係を取って進めてまいります。
 
2020年4月30日 船橋市議会議員 石川りょう