皆さん、こんにちは。

船橋市議会議員の石川りょうです。

 

本日(2019年1月30日)、最後の船橋市海老川上流地区まちづくり調査研究特別委員会が開催されましたので、そのご報告をいたします。

 

(1)仮同意率について

まず、根本的な話ですが、本事業が実施できるか否かは、地権者の方々の同意があるかないかで決まります。船橋市は昨年の11月から、地権者197人を対象に、本事業への仮同意の取得に粉骨砕身しています。現時点での結果は以下の表の通りです。

 

 

同意の取得を得るための期間はあと2年程度残っていますので、現時点で結論を出すことはできません。市役所のスタンスとしては、あと2年かけて同意率をできる限り上げていくための努力をしますということになります。

 

(2)業務代行予定者について

海老川上流地区のまちづくり(メディカルタウン)ですが、これまでは実質的に船橋市がかなりのテコ入れをして主体的に進めてきました(地権者の方々がメンバーである海老川上流地区土地区画整理組合設立準備会は存在しますが、市役所におんぶにだっこ状態です)。

 

しかし、いよいよ民間の業務代行予定者を入れて進めていくことになります。

今年度末までに選定を行い、来年度最初の準備会総会で正式に決定する予定です。

 

 

業務代行予定者が決まった後も、船橋市は「技術的援助」という形で、業務代行予定者や準備組合とやりとりを行っていくようですが、これでようやく本事業に対して市民の皆さんからの税金を投入することには一定のめどがつきそうです(組合=地権者のお金を使って事業を進めていくため市のお金は使わなくなる)。

 

これまで何度もブログでお伝えしているところではありますが、地権者の方々の同意が取れて事業を進められるとなった場合、実際のまちづくりの工事などが着工されるのは2021年度からになります。

 

(3)環境調査について

本事業を実施するにあたり、自然環境への影響が懸念されます。その影響を最小限に抑えるべく、以下の要領で環境影響調査を実施することになりました。環境影響調査の実施に関しては、これまでも私は実施するように意見を述べてきましたので、この動きに関しては評価をしています。

 

 

しかし、調査が終わった後のフローについてはまだ決まっていないようです。

私からは、通常の環境影響調査のフローに準じて、調査報告書が完成次第、市民の皆さんに公開して広く意見を求め、その意見に応じて修正するなどの措置を講ずるべきだと意見を述べました。

 

2019年1月30日 船橋市議会議員 石川りょう

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