皆さん、こんにちは。

船橋市議会議員の石川りょうです。

 

昨日は、平成29年度第7回船橋市行財政改革推進会議を傍聴させていただきました。

初回を除く、6回全て傍聴して勉強させていただいているのですが、昨日は今年度の最終回ということで、最終意見書(案)の内容について話し合われました。

 

この最終意見書(案)の中には、かなりショッキングな文言ではありますが、船橋市民としては、絶対に認識しておかなければならない重要な指摘がいくつかあります。例えば・・・

 

(1)船橋市が平成29年度に試算した将来財政推計によれば、今後も扶助費が増加するとともに、近年積極的に普通建設事業を推進してきたことによる公債費の増加等により、大幅に収支が乖離し、平成34年度には、予算編成が困難になる可能性が示され、相対的に立ち遅れている業務改善等に早急に取り組むとともに、財源調整基金の活用を前提とした従来通りの財政運営についても根本からの見直しは避けれれない

 

(2)この意見書をまとめるにあたり、あらためて船橋市の現状と課題を整理したが、早急に行財政改革に着手しない限り、早晩財政運営が立ちいかなくなる思いを強くした

 

この会議には、そうそうたるメンバーが委員を務めてくださっており、これらの委員の方々がまとめた最終報告は大変重い意味を持つものだろうと認識しています。

*船橋市行財政改革推進会議についてはこちらからご覧になれます。

 

このような切迫した状況の中、本市には、大規模事業が控えています。

主なものには、

①南部清掃工場建替事業

②AGC跡地活用事業(塚田第二小学校、放課後ルーム)

③京成船橋駅東地区市街地再開発事業、美術館整備

④国家公務員宿舎跡地活用事業(行田、二和)

⑤取掛西貝塚保存整備事業

⑥海老川上流地区土地区画整理事業

⑦飯山満地区土地区画整理事業

⑧消防本庁舎建替事業

⑨東部公民館建替事業

⑩児童相談所整備事業

⑪船橋駅南口市街地再開発事業

などです。

 

個々の事業にも、色々な論点がありますし、個人的にも申し上げたい点はいくつもあるのですが、これらの事業の中に、どう見ても、そんなに必要性がわからない異色なものがあると感じるのです。

 

それは、美術館整備です。

これって、なんのためにやって、財政が大変だといわれている中にあって、船橋市にとって、本当に必要な事業なのでしょうか?

 

現時点では、私には全くそうは思えません。

なので、これからの研究テーマの一つにしてみようと思います。

何かわかり次第、市民の皆さんにも不定期にお伝えさせていただきます。

皆さんのご意見も是非お寄せ下さい。

 

2018年3月20日 船橋市議会議員 石川りょう

石川りょう公式ホームページ