『泣くな、はらちゃん』
がおもしろい。
毎週楽しみだ。

はらちゃんは文字通り
マンガの中の人で、
マンガに描かれている
事以外は何にも知らない。

純粋とかピュアとか
そんな次元ではない
「無」なのだ。

はらちゃんは
ひたすら知ろうとする。
恥も外聞も
見栄も体裁も何もない。
なぜなら
そんなことすら
全く知らないのだ。

余計なものなどない
生身の感情が
おもしろくも清々しい。

個性的なサブキャラ達との
他愛もない会話の中に
砂金のような
キラリと光るものが
ちりばめられている。

今さら無に
戻れはしないけど
この一時間だけは
はらちゃんと一緒に
見たもの
思ったことに
真っ正面から
ぶつかっていくような
そんなまっさらな
気持ちでいます。