近所のシネコンポイントを使って
タダで見てきました。
『ドラゴン・タトゥーの女』。

6代目ジェームズ・ボンドの
ダニエル・クレイグ、
『ソーシャル・ネットワーク』の
ルーニー・マーラー主演、
監督は『セブン』のデビッド・フィンチャー。


「ミレニアム」誌に掲載した
著名人ヴェンネルストルムの告発記事が

元で訴えられ、名誉毀損で有罪となった
ジャーナリストのミカエル・ブルムクヴィスト。
「ミレニアム」誌を離れる決意をした
ミカエルのもとに大企業の前会長
ヘンリック・ヴァンゲルから
40年前に起こった「ハリエット失踪事件」を
調査してほしいとの依頼をうける。
ヴェンネルストルムを破滅させるの証拠を
持っているというヘンリックの言葉に乗り、
一族の島、ヘーデビー島へ向かう。


警察権力をもたないミカエルは
家族や知人の証言、残された記録と
写真からハリエット失踪事件の
謎に挑む。画像解析や科学捜査もなし。
頼りがグーグルって・・・ちょっと笑える。
(セリフでも「ググる」みたいな表現があったような)
刑事物とは毛色が変わっていて新鮮。


ここからネタばれ。






リスベットにとってミカエルは
過去の調査対象者、しかも
かなりウラの顔も知り尽くしている。
ミカエル本人も
「おれのことを一番知っている」と
アシスタントに雇うとき
リスベットに言っている。
「興味のある事しか仕事をしない」
ということは、ミカエルに
興味津々だったことも察しがつく。

が、それを加味してもだ。
生ぬるい心の交流なんて表現は
この作品に必要ないだろうけど



いきなりかい。



もうちょっと、こう、
きっかけみたいな引き金が
あってもいいんじゃないかと・・・。
まさかメシを食わせてもらって

「餌付け」とかじゃなよね。


そうして信頼関係(!)
を築いていく二人。

ミカエルの洞察力と
リスベットの卓越した
コンピュータ技術と
一瞬で物事を記憶する能力で
二人の重要人物が浮上する。


上映時間3時間近くと長いが
ミカエルとリスベットが
ご対面するのは上映開始から
約1時間半!遅っ!

そりゃ一足飛びに仲良くなって
もらわないと時間が足りない。


そのせいか、タネ明かしが
なんともあっさり。前半の
重々しい雰囲気が
エンヤの曲でつまりのとれた
流し台のように
さらりと流れていってしまう。

あの、事件のいきさつは

結構ハードなんですけど・・・。


ボンドもカウボーイも

見ていないのでピンと

こないけど、このミカエルは

ハマり役。

やさぐれ感というか

こめかみにメガネぶら下げたり

ちょうど良いだらしない感が

とてもいい。2,3作も

ダニエル出演が決定しているそうで

楽しみだ。


リスベットが劇中

目の周りを黒くメーキャップする

シーンで『ブレードランナー』の

レイチェルを演じた

ショーン・ヤングを思い出した。

印象が強い役を演じると

後がしんどいので

ルーニーにがんばって

もらいたいところ。



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