スターに憧れるのはどの時代でもあったもの現代のスターは星の数ほどいるけれど、人に夢を与えられるスターは数少ないかもしれない演技をしていても自分一人が輝きすぎて、周りの役者の演技を自分のスター光線で焼いてしまったり、あまりにも光線が強すぎて他の役者の細くとも微弱でもプラチナのように輝く光を受け止めることができず、一方通行の演技になってしまったりと、とかく脚光を浴びるとスターの光が乱反射することが多いようです。
しかーし、チョインソンは違います
彼の持ち前の明るさは20代の男の子にとかくありがちな型にはまった形式的な演技技法を自分の物と受け止めて新しい形で体内から表現しているのですその爽やかな風は他の役者との素晴らしいハーモニーを醸し出し、見た人に深い感銘を与えると同時に、作品に新鮮さを与えるのですそれは監督の思う所を素直に受け止められるチョインソンの心にあるのだと思います春の日・バリでの出来事・霜花店・ダーティーカーニバルと役柄はそれぞれですが、良い監督に恵まれ多くの物を吸収し日々成長している姿に頼もしさを感じますこれからチョインソンくんは人生の30代を過ごすわけですが、良い作品に恵まれてますます演技の花が開くことを期待しています