つづきます。

 

前回、男性に女性の気持ちがわかるわけがない、と書きましたが。

まあ女性にだって、男性の気持ちがわかるかと言えばそうじゃない。

 

そもそも自分以外の人の気持ちなんて、わかるはずがないんだけど。

性的なことに関しては、男性と女性、感じ方が大きく違っているのは確か。

 

以前、男女交えて数人で話をしていたときのこと、

 

「女性はいいよね、セックスしてお金稼げるんだもん。

 俺が女だったら絶対風俗の仕事して、ばんばんお金稼ぐと思うな」

 

と言った男性がいたのです。

 

その場にいた女性陣はみんなドン引きし、呆れ、イラっとし、

まるでお話にならない、といった雰囲気で、盛り上がっていた話題が一気に途切れた。

 

根本からして違う、感じ方が。

 

この男性の意見が、世の中の男性全般の意見とは言わないけれど、

女として私は「あ、やっぱり男ってそういう感覚なのね」と思ってしまった。

 

大勢の知らない男性と好き好んで寝る女性も、いないことは無いのかも知れないけど。

大抵の女性は、好きでもない男性とお金のために寝ることはない、と思う。

私は今まで生きてきて、身近にそんな女性を知らない。

 

私は、たった一人の義理兄という男に性虐待を強いられただけで、

こんなにも、何十年にわたって苦しむほどの痛手を負っている。

 

けれど男性の中には、「好き好んで」多数の女性と関係を持つ人も多い。

そこに痛手や罪悪感ややり切れなさといったものは無い、気がする。

 

前の会社の同僚(男性)は、

「俺は基本的に好きな女としかしないけど、なりゆきで好きでもない女と寝ることになっても

心が痛むとか傷つくってことはないかな」

と言っていた。

 

この違いって何なんだろう。

どうしてそういう風にできているのだろう。

 

これは、私の長年の疑問。

きっとこの先も解けない。

 

なので、男性には性暴力を受けた女性の立場になんかなれっこない、

そう思ってしまうのだ。

 

だから、男性が性暴力事件についての裁きを下すのは無理、

というか難しいことなんだと感じる。

 

世の中には、優しい素晴らしい男性も多いのだろうけど。

どうしても、根本的に違う。

 

それでも、傷ついた人に寄り添ってくれようとする男性もたくさんいることだろうし、

女性はさらに、同じ女性としての気持ちを深く思いやってくれるだろう。

もし、実際に被害にあった人の話を聞いてくれたら。

 

少しでも、世の中のたくさんの人に、性暴力被害者の気持ちに寄り添ってもらいたい。

そして性暴力を決して甘い刑罰で許してはいけない、と思ってもらいたい。

 

そんなふうに願って書いています。