土曜日は

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こはるちゃんと、ちょっと朝寝坊。

 

 

先日、NHKのニュースで、

痴漢を許さない世の中にしよう、みたいな内容のコーナーがあった。

 

その中で、エスカレーターで前に立った女の子のスカートの中を盗撮したり

自転車ですれ違いざまに、女の子の胸を触るなどの例があげられていた。

 

それで思い出した、痴漢にあった時のことを。

今思い出しても、炎が燃え上がるように怒りで体中が熱くなる。

 

私が右膝の半月板損傷の手術をした後、近くのコンビニまで

松葉杖をついて歩く練習をしていたときのこと。

信号待ちをしていた車の窓からにゅっと男の手が伸びてきて、ぱっと左胸を掴まれた。

 

一生懸命、足元を見て歩いていたので気付かなかったが、

どこかの会社名がドアに書かれた、白いバンだった。

 

ぱっと顔を上げて振り向いたら、ちょうど青になった交差点を走り去っていくところだった。

 

私が追いかけられないのをわかっていて。

もちろん誰も捕まえてなんてくれない。文句の一言を言う間もなかった、一瞬の出来事。

なんて卑劣な人間がいるんだろう。

 

悲しい、悔しい、やるせない、どこにもぶつけられない思い。

そこからの帰り道は辛かった。

 

もうじゅうぶん、私はやり切れなさと戦ってるのに。

でも世の中にはこんな輩がたくさんいる。

 

そしてあの頃より、今はもっともっと性犯罪が悪質にエスカレートしている気がする。

 

私は常日頃、痴漢や暴漢には警戒して生きている。

エレベーターでは絶対に男性と二人きりでは乗らない。

昼間だろうが夕方だろうが、前後に男性がいたら常に距離をとる。時おり振り向いて歩く。

胸などが目立つ服装はしないようにする。

傘を持っていれば傘を、無いときには車のキーを握りしめている。

何かあったらすぐに抵抗出来るように。

 

まっとうな男性にしてみたら不愉快でしょうが、

そうやって自分自身を守ることが必要な世の中なのは間違いない。

私はこれ以上、やり切れない悔しさを味わいたくない。

 

そして世の中の女性に、どうかいつでも気を緩めないでくれといいたい。

私自身、不快な思いをしたのはこの件だけではなく、

ここまで生きてくるあいだに数えきれないほどの事件があった。

そこかしこに危険があるということをもっと意識して生きて欲しい。

 

そしてNHKの番組内でもやっていましたが、

男性でも女性でも、他人のそういう現場に出くわしたら、

みんな見て見ぬふりをしないで欲しい。

 

出来るなら犯人を捕まえられないまでも、被害にあった人をフォローしてあげて欲しい。

 

世の中の大多数の人が、暇さえあればスマホを見つめてばかりなうえ、

知らない他人に声をかける、ということが憚られる時代だけど。

他人とはいえ、性被害にあった人にしてみれば人生の一大事なのです。

 

大丈夫だった?

元気出して、と言ってくれるだけでもいい。

もし私がそう言ってもらえてたら、涙が出るほど救われていた。

 

知らない人だからこそ、なおさらその優しさがありがたい。

知らない男に嫌な目にあわされたけど、知らない人が救ってくれた。

 

プラマイゼロにはならないけど、それだけで傷が少しだけ小さくなる。