【日本泳法大会前日


28日周期で始まりました( ・ω・)ノ☆


それによる直接の症状か?!とも思ったけれど、
持参した基礎体温計で計測するに39.23℃をマーク。
コレって…とココロ当りに想いを馳せる。


22日は始発の新幹線に乗って、何故か新潟より蒸し暑い名古屋に到着。
一旦宿に貴重品の入った肩掛けカバンと水着の入ったタコリュック以外を預け、
熱田神宮の近くにある“あつた蓬莱軒”というところで他県同流派の方々と食事。
『ひつまぶし』には食べ方があるそうで、
① 十字に割ったら、茶わんに1/4目をそのまま摂取。
② 2/4目は薬味をかけて摂取。
③ 3/4目は②にダシかけてお茶漬けっぽくして摂取。
④ 4/4目は①~③の中で一番美味しく感じられた食べ方でドーゾ。


わさびとウナギって合う!って初めて知ったけれど、
他県の方が絶賛するほどでもないと思ったのがゴハンの味。
外国産の米ではないんだろうけど、パサパサしてて甘味も乏しいような( ・ω・)
でも、そういう仕様なんかなー??なんて思いつつ、食後は受付を済ませに会場へ。


大先生校長先生も先方が指定してくるのは游方真だろうと思う、とのことだったけど、
鈴子さんもワタクシも御二方の読みを大きく外した横体の游方で、ワタクシは諸手伸でした。
御二方から「一番まともっぽい」と言われてたが故に殆ど練習してないヤツが来た…と
うでも、鈴子さんもワタクシも一番不得手なヤツではなかったことにチョッと安堵し、
その頃に頭痛が酷くなってきたのもあって、監督者会議に出る校長先生と別れ、
涼しくて腰掛けられるトコを求めて2人でフォーラムを出てホールを通ると、


♪ラーラーラー、ララーラ、ことーばにーできなーい


その日LIVEがあるらしい、小田和正氏の歌声がチョロッと聴こえる。
2人で「ある意味ことばに出来ないねぇ…いい方向に考えたいねぇ」と語らいつつ、
実際の会場でもあるアリーナへ行ってみる。いまは練習できなくても雰囲気を知りたい。
職員の方が、中には入れないけど更衣室前までならプールを見てもいいですよ、と仰るので
本当にプールの様子だけ眺めて、2階に上がり、エアコンの効いてる休憩室で
サブプール(つっても50m)で泳いだり歩いたりしている方々を見下ろしながら快適空間を満喫。


鎮痛解熱剤を内服しつつ、50mのプールをウォーキングしてゆく人々って、
中々に『ロード』っぽくて、25m慣れしてる我らとしては程よく切なくなる。


15時過ぎに監督者会議を終えた校長先生が合流。ザッと説明をして貰う。
そして時間は16時前になり、1時間ごとに遊泳者を水から出してラジオ体操をするソコ。


先生:「( ´O)η ファ~…眠ってー。いつもこの時間はヒルネしてっけさー」
me :「ココは1時間おきにラジオ体操をやるようなので、身体を動かして目覚まします?」


と同時に「ラジオ体操、第一ぃ~」の放送から3人で休憩室の角っこでラジオ体操
それが終わったときに鈴子さんが「よし!」と言うので
me :「鈴子さんのスイッチが入ったようなので、早いかもしれませんが練習しますか!」
先生:「そーらね!水浴びしよう!」


メインプールに戻りまして、その日は個人利用券を購入してのコース練習。
本番は飛び込み用プールなんだけども、前日はソコはシンクロさんが練習してて使えない。
水温は28℃設定。「水が冷たい!気が引き締まるね!」という

校長先生の発言に同意致しかねるも練習するしかないので、游方真でウォーミングアップをば…
先生:「yu-!腰ひけてる!鈴子ちゃん、グラグラしない!」


そんな1時間後に実際に審査をする他県同流派の方がみてくださって、
前日、前々日に大先生から厳しく言われて修正したところを校長先生指導仕様に戻すべく
テッテー的にダメ出し喰らいつつの、所謂正統派流派の游方ではなくて
他流派の審査員が見ても一目瞭然な感じになるよう、競技用の游方に直しなおすというか。


冷えてきたから水から上がろう、と校長先生が声をかけた矢先の

親切な指導申し出を断れるはずもなくソコソコ納得して貰えるまで鈴子さんと2人、游ぎ込む。


2度目のラジオ体操時には既にフラフラで正直立っているのもキツイ。
水の中にいるほうが水が冷たい分心地よく感じられるも、体力が…(;^_^A


で、ソコのプールってば透明度は高いのに水がベタベタするのがチョイ不快。
シャワー室にはカーテンがなく、モノを置くところもなく、蛇口もマニュアル仕様。
プールは豪華でも、設備については昭和臭漂いまくりで、イマイチ。


でも前日に環境を把握することが出来てヨカッタ!


アリーナを出たら完全に足取りがオボつかないのだけれど、気づかれたくないので
鈴子さんと校長先生の後ろを少し距離を置いて笠寺駅まで歩く。


そして名古屋駅に到着してから歩くどころか立っているのも難しい状態に。
しかし、そこでまたしても他県同流派の方と一緒になり「ゴハン行きましょう」となるも
とってもソコまでの元気も体力もないことから、先に皆さんと歩き出した校長先生を追う鈴子さんに

「先に宿に帰って休んでるから鈴子さんも楽しんできてね」と見送って、独り宿に向かう。


と言っても自力で歩く体力は既になく、2、3歩歩く度にその辺の壁におっかかったりと
視界もぼやけているので、駅から数分の宿がメッチャ遠い。
途方に暮れていたところへ、どういうことか校長先生と鈴子さんが戻ってくる。
先生:「俺の名前で荷物を預かって貰ってるし、俺がチェックインしないと部屋に入れない」


そんな訳で校長先生と鈴子さんには申し訳ないけれど、宿まで同行して貰う。
校長先生はチェックインを鈴子さんに任せ、痛む頭を抑え、息切れをしてるワタクシの腕をギュッと握り、
「脈が異常に速いよ。どっか具合が悪いんじゃないか?頭が痛い?」とお尋ねになるけれど、
この時点での心当たりは精々で生理痛ぐらいなモン。熱があるとか解ってないしね?
「やー、多分生理痛なんで、気にされるものではないとは思うのですが」
答えはするものの、その割におなかが痛いわけじゃなくて自分でも分かりかねる。


部屋の鍵を其々が貰って、チョッと一段落したところで2人は食事に出かけ、ワタクシは養生。
またしてもクスリを飲んで、冷たい水をガブガブ飲んだら気持ちラクに。
そのスキを狙って湯船に浸かるのだけれど、そこでコト切れたようで
温かかったお湯がフト気づけば先ほどのプールより冷ためな感じに。
慌てて風呂を出て時計を見ると2時間半くらい意識を失ってた模様


流石に食事を終えたであろう鈴子さんにメールをして、当日の宿デッパツ時刻を確認。
そして、その返事が来る前に、寝ちゃったみたいで目覚めたら0050時。
あ、返事来てる。とは思ったけれど、それに返信したら彼女に申し訳ないので
ダル過ぎて眠れないだけに、集中力の維持だけを心がけようとソレダケ決意。


【日本泳法大会当日


頭痛はするけど、38℃台に熱は下がったので夕食食べず、朝食も食べずでは
流石に審査に影響しないといったらウソになるだろう、と頑張ってグラノーラとヨーグルトを摂取。
で、いろいろあったけど端折って現地入り。
審査中に不調になるとマズイので、ドーピング(ロキソニンを内服)してから会場に移動。


開会式後、すぐに審査が開始されるので会場で待機。そして審査。


1種目目は無難にイケたか?!と少なくとも集中できたことは確か。
鈴子さんも毎回指摘されていたところが審査時には出なくて、感触は良さそう。


問題は2種目目。
結果オーライならいーじゃん、そんなの!と中には言うヒトがいるかもしれないけど、
諸手伸1掻き目を終えたところで審査員が一同ガタガタッと席を立ち始め、
そこで著しく動揺しまくり、それは自分が何游をしてるかワカランほど。
兎に角最後までイッちゃえ、イッちゃえ!と逃げるように終点地点を余裕でオーバーラン。
鈴子さんも途中で審査員ご一同様が席を立ったことには焦った模様。


つまり2人とも遣りきった感はなく「おっかなくて校長先生の顔が見れません」状態。
審査員の数が多いので、集計も時間がかかり、それまでは針のむしろ。
結果が出ないから校長先生もコメントしないし、昼食は近くの回転寿司に行ったけど、
そこでの会話も殆どなく、ただ黙々と食べる方は食べ、やっちまった反省点ダラケの私は
なんで集中が途切れたんだろう?緊張しなかっただけに動揺のせいで…と
そもそもの内容自体も惨憺たるものだったから、結果発表が怖い。
そこは鈴子さんも同様だった模様。


先生:「俺、熱田神宮にお参りしてからブラブラして一足先に帰る。
    結果が出たらメールして?速報出たら游士の分だけでいいっけ、買っといて」
鈴子:「わかりました。速報ですか?」
先生:「うん。すぐに無くなるからノンビリしてると売り切れちゃうよ」
me :「わかりました。いってらっしゃいませ」


意識が朦朧としているので校長先生が一足先の帰るの意味が理解できなかったけれど、
結果発表後にメールして結果速報を買えばいいんだねってことで。


諸先生方、応援・支援してくださった皆々様のお陰で、鈴子さんもワタクシも合格。
一緒に練習出来たこと。一緒に励まし合えたこと。なにより一緒に合格できたことが
嬉しくて嬉しくて、人生の中で数少ない嬉し涙とやらを一瞬流した我ら。


早速校長先生に結果報告と御礼のメールを送信すると…
『おめでとうニコニコ(熱田神宮で)、合格祈願したとこでしたグッド!直ちに御利益ありニコニコ
 それよりガンガン練習した成果です♪よかったね』
と。


この結果を踏まえて、漸く日本泳法のスタート地点に立てたか?!と思うと同時に
今後は流派のヒトとしての自覚も要とされるであろうから、
ただ自己研鑽を重ねるだけでなく、流派の名に恥じぬようなヒトになる必要がある。


どうやら一足先に早い新幹線に乗って帰りたかったらしい校長先生
融通の利かない切符だったらしく、予定通りワタクシと同じ新幹線になった訳ですが…。


先生:「練士受けるには諸手抜が完璧に出来ねとキビシっけね!今後どうするつもり?」
me :「これまで覚えた游方をシッカリ身につけて、基礎を見直して、とは思ってます」
先生:「yu-、明日どうする?」
me :「まだ体調が万全とはいいづらいので養生しようか、と」


て、Σ(゚Д゚;エーッ!
まさか明日(つまり今日)から既に練士に向けて練習するってか?!
確かに、これまでみたく練習する時間を確保するのは難しくなる時期にはなるから
練士に挑戦するなら今から猛練習するしかないんだけど…。


本日の閉会式には出なかったワタクシ。
鈴子さんがワタクシの分も資格証を受け取ってくれたので、明日彼女から頂戴します。


合格が判明した一刹那はトテモトテモ嬉しかったけれど、
これはあくまでもキッカケ・足がかりにしか過ぎない。


近代4泳法を泳ぐことができないワタクシが水と戯れることが出来るのは唯一コレのみ。
楽しく練習しながら、今後も継続していきたいとは思っております( ・ω・)ノ