お膝下、泥川温泉より現世に舞い戻る。
ここでの２日間は衝撃以外の何物でも無く、
撮影取材と言えど日本人として、訪れられた
事は素直に歓びを感じ得ない。
奈良の中央、紀伊山地の深山幽谷ぶりは
一度で良いので目の当りにする事をお薦めする。
本当に凄かった、、、
一路東京へ、、、
紀伊半島の南端から奈良中央を目指した際は、
余りの凄まじさに魅了されまくったが、泥川
から奈良を北上し、ある程度実社会に近い
集落に迄足を運ぶと僅か１時間足らず。
実はそんなに滅茶苦茶な立地に無い事は
判ったが、トンネルがいくつも開通した近年
での実感だそうだ。以前は細い迂回路が
良く寸断されて、孤立したことが数限りなく、
”辺鄙な場所”であったらしい。
今では信じられないぐらい立派なトンネルや
橋がたくさん掛っている。
世界遺産は伊達では無かった。