朝鮮戦争の野戦病院に、人手不足から二人の医師が補充された。ところがこの医師たち、軍規を無視してやりたい放題。いかつい女性将校をからかうのに夢中になってしまう……。鬼才R・アルトマンが朝鮮戦争を題材にしたブラック・コメディの大傑作。

 

〜Yahoo!映画より引用〜

 

 

MASH=Mobile Army Surgical Hospitalの頭文字だそうで

移動野戦病院という意味らしい。

 

一種の戦争映画だけれど戦闘シーンなんかは全然でてこない。

 

 

野戦病院で繰り広げられるコメディー要素が強い作品。

それも相当、ブラック・・・

 

 

 

この映画が公開されたのはベトナム戦争真っ只中の1970年

 

色んな方のブログやレビューを読んでいると

ベトナム戦争を朝鮮戦争を舞台にして痛烈に批判していると書いてある。

 

 

確かに、観ているとベトナム戦争っぽい。

そう思うシーンはいくつかあるけれどその中でも

下働きの男の子を街に連れて行った時の民衆がノンラーを被っている。

 

 

 

この時代に大々的にベトナム戦争を批判した映画は作れないだろうけれど

ところどころにメッセージは隠されていたのだと思う。

 

 

野戦病院ということは

毎日怪我人が運ばれてきて、

毎日生死に関わる人たちを見てるだろうから、

規律を守って、生活していたらどこかで精神が壊れていくのだと思う。

 

だから、大人が真面目に(?)大掛かりなイタズラをして、

子供のように笑うことで精神の均衡が保たれるのかもね。

 

イタズラをかけられた方はたまったもんじゃなかっただろうけれど・・・

 

馬鹿馬鹿しいイタズラをかけたかと思うと

仕事中はふざけず、真摯に人に向き合い、命を救う。

 

そのギャップの振り幅が私が大好きな人物像であり、作品。

 

 

この映画は”爆笑”という感じではないけれど後からじわじわ面白さがやってきました。