『 博士の愛した数式 』 | やっぱり邦画好き…(Ameba版)

やっぱり邦画好き…(Ameba版)

やっぱり邦画好き…(http://cinema-j.com)の更新情報と過去ログです。

博士の愛した数式  公式サイト


映画 『 博士の愛した数式  』   [ 劇場鑑賞 ]


2005年:日 本   【1月21日ロードショー】  [上映劇場
監 督:小泉堯史
脚 本:  〃
原 作:小川洋子 「博士の愛した数式」

 小川 洋子 博士の愛した数式


[ キャスト ]

寺尾聰
深津絵理
齋藤隆成
吉岡秀隆
浅丘ルリ子


80分しか記憶がもたない天才数学博士と
家政婦と10歳の息子。
驚きと歓びに満ちた日々が始まった。


「君の靴のサイズは、いくつかね?」
「・・・・・・24です」
「ほぉ、実に清い数字だ。4の階乗だ」

何を喋っていいか混乱した時
言葉の代わりに数字を持ち出す。
それが、他人と話すために
博士が編み出した方法だった。
相手を慈しみ、無償で尽くし
敬いの心を忘れず、常に数字のそばから
離れようとはしなかった。
博士は息子を、ルート(√)と呼んだ。
博士が教えてくれた数式の美しさ
キラキラと輝く世界…。

(チラシより)




第一回本屋大賞に輝く50万部のベストセラーの映画化です。
原作は知らないので、予告とチラシからしか情報がわかりません。
心温まる映画なのか?ラストで衝撃的なことがおきるのか…
まったくわからないのですが、これが原作をしらない者の楽しみ
でもあって、わくわくしながら観れるんですよね(^^)

主演は寺尾さんと深津さんで想像するだけでも、いい感じの映画で
ないかと期待しています。(2005-10-03)




《 感 想 》

2006年になって邦画を観て良かったな~と思える作品が殆んど無くて
チョット淋しい思いをしていたのですが、やっと観て良かったなぁ~と
「博士の愛した数式」を観て思うことができてうれしいです。


とても清らかな映画でした。こういう映画とても好きです♪
小泉監督の「阿弥陀堂だより」観て良い映画だなと思っていたので、
きっと「博士の愛した数式」も同じようなムードではないかと思っていて、
期待通りの映画でしたので満足です。見ている者に感情の起伏を
与える映画ではありませんが何故か目が潤む、そんな映画です。
決して美しいとは言えない風景などの映像なんですが、とても優しい
風景画スクリーンに映し出されます。
小泉監督の映画は「美しさ」より「優しさ」を私は感じます。

先日米国映画「プルーフ・オブ・マイ・ライフ」を観ましたが、数学との
関連性を強く感じる映画では無かったのですが。「博士の愛した数式」
は、これほどまでに「数学」と「人の心」を結び付けることが、できるん
だと思わせてくれました。とても美しい、人と数の定義です。
単なる数式や定義だけでしたら日常生活には、ほとんど関係ないの
ですが、この映画のように結び付けることによって数学ってなんて
素敵なんだろうと感じます。


博士が愛するのは素数と子供。何故素数なのか?何故子供なのか?
が映画の中から充分伝わってきます。家政婦の息子「√(ルート)」の
存在が登場人物たちの関係を融合させる重要な存在になっています。
このルートをはじめ登場人物たちがみんな優しいんです。
その優しい人物たちを演じたキャストの方々がとても素敵でした。
熱演とかではなく、なんだか心に余裕があるような演技に思えました。


記憶が80分しかもたないという時間的な緊迫感はありません。
そして何故80分なのか?も私には解かりませんがきっと80という
数字にも何かあるんだ、と勝手に思い込んでいます(笑)

ラストの方では「能」のシーンがでてきます。この能で演じられている
言葉の意味もわかりませんが伝えたい何かがあるのでしょうね。

数学と心を結びつけ、心を能で見せる、邦画ならではの作りではないか
と、そういう風に思いました…。

 1日1クリックだけご協力いただけたら嬉しいです♪



>> TOPページに戻る