5月6日はマレーネ・ディートリッヒの没後32周年でした。
(1901年12月27日 - 1992年5月6日, 90歳没)

それを記念して、ディートリッヒの作品を紹介しています。
(以前の投稿の再掲となります)


今日は、ハリウッドベテラン監督によるディートリッヒの傑作を紹介いたします。

 

『大雷雨』(1941)
監督 ラオール・ウォルシュ
共演 エドワード・G・ロビンソン、
ジョージ・ラフト、アラン・ヘイル

撮影 アーネスト・ホーラー

【あらすじ】
ハンクとジョニイはカリフォルニアの電力会社に勤める保線工夫で、大の仲良しであった。
ある時、嵐のために年老いた工夫が殉職して、主任のハンクは先ず犠牲者の娘フェイに事故を知らせに出かけその美しさにうたれた。
ジョニイもたえずフェイにつきまとってはいたものの、ハンクの執心はついに彼女を射落とし、2人は結婚することになった。
ある修繕作業で負傷したジョニイは、ハンクの家で静養することとなり、フェイと毎日顔を合わせなければならなかった…

 

さて、この作品の役どころは、前科者で場末の歌手兼ホステスという「底辺」の役です。
ここまでは、ディートリッヒのこれまでのイメージを踏襲しています。






この作品が珍しいのは、ディートリッヒの奥様役が見れることにあります。
おそらく主婦をやっている映画は他になかったように思います。
(相手役は、かの名優エドワード・G・ロビンソン)






さて、私たちが胸を揺さぶられるのは、雨に濡れたディートリッヒの変容です。


それまで、アンニュイに振る舞い、感情を顔に出さなかったディートリッヒが
クライマックス近くの大雨のシーンでは、まるで純情な娘のような顔をしているということです。

それは『モロッコ』でゲーリー・クーパーを追いかけたディートリッヒを思い出させ、一瞬、可憐なカトリーヌ・ドヌーヴかとも思うほどです。

 








監督のラオール・ウォルシュはハリウッドの大ベテラン監督であり、過剰なセンチメンタリズムは排除され、俳優を的確に動かし、それを奇をてらわない適格なショットで収める術に長けています。

そうした監督がいるからこそ、ディートリッヒは女優のとって困難と思われていた40代を通過することが出来たのでしょう。









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