2月2日のモニカ・ヴィッティの没後2周年を記念し、モニカ・ヴィッティの作品を紹介しています。
(1931年11月3日生誕-2022年2月2日逝去、90歳)



こちらは、アンニュイ=「愛の不毛」三部作の第2作目です。

 

『夜』(1960)

監督 ミケランジェロ・アントニオーニ

共演 マルチェロ・マストロヤンニ、ジャンヌ・モロー

撮影 ジャンニ・ディ・ヴェナンツォ

 

【あらすじ】

作家のジョヴァンニと妻リディアは、病床にある友人の作家トマゾを見舞った。

もはや回復の見込みはなく、自分ずっと愛してくれた男性の、死を前にしたその姿を見て、リディアの心が激しく波打つ。

彼女はトマゾではなくジョヴァンニを選び、作家夫人として何不自由のない毎日を送っていたが、その生活に得体の知れぬ不安が徐々に広がっていく。

 

いかにもアントニオーニ的な作品です。

カラカラに乾いた昼の街と、時折驟雨が降る夜の豪邸、そして白けた朝。

ある夏の1日を通じて、倦怠感が全面を覆い、愛の不毛が描かれます。

 

女優は、イタリアとフランスを代表するアンニュイ女優、モニカ・ヴィッティとジャンヌ・モロー。

男優は、マストロヤンニ。

そして撮影監督は、傑作『エヴァの匂い』で、冬の凍てつくヴェニスを撮ったジャンニ・ディ・ヴェナンツォ。
(他にも『ブーベの恋人』『太陽はひとりぼっち』『8 1/2』)

モノクロームの、上質で緊張感のある映像が楽しめます。

 

これ以上ないという、当時のヨーロッパ最高の組み合わせです。

 

 

モニカは助演女優として、パーティーでマストロヤンニを誘惑する若い女性役として登場します。

モニカは、モローと同様の黒のドレスを着ていますが、モニカの方の肩紐が細く、彼女のスリムな美しさとマッチしています。

 

 

 

 


特に、
ジャンニ・ディ・ヴェナンツォのキャメラワークの陰影の深い美しさは、

この時代にヨーロッパから優れたキャメラマンが輩出されてきたことを示しています。

 

モニカは、ブルネットのウィッグをつけているため、モノクロームの映像に硬質に浮かび上がります。

助演ながら、彼女のベストと言える出来栄えかもしれません。

 




 

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