松竹
モンスター プレミアム・エディション
『モンスター』
            
全米を震撼させた女性連続殺人犯アイリーン・ウォーノス。
実在したこの人物の、悲しくも許しがたい
半生を映画化した作品『モンスター』
                      
娼婦アイリーン(シャーリーズ・セロン)は
酒場で同性愛者セルビー(クリスティーナ・リッチ)
と出会う。お互い好意を持つ二人、
セルビーは家族の反対を押し切り
家を飛び出しアイリーンと生活を共にするが…。
                                
あぁぁぁ…。
このレビューを書くまでに5日かかりました(苦笑
色々な感情を整理する必要があったので。
                          
まず、絶対に書き欠かせないのは、
シャーリーズ・セロンの変わりようですね。
誰?(苦笑)
あの美しい彼女が、無残にも13キロ太り、
眉毛も無く、肌もボロボロ…。
しゃべり方も荒々しく、セレブの面影も無く。
この役を演じることに執念に近いものを感じました。
アイリーンの怨霊が舞い降りたような…。
                        
観た後、色々調べてみました。
アイリーンの辛く、暗い過去。
お世辞にも幸せの欠片はなく、
彼女の人生、殺人犯で死刑という幕切れは
敷かれたレールにさえ思えました。
                     
さて、映画の話に戻りますが、
深く深くセルビーを求めたアイリーンは
セルビーを愛するがゆえ、殺人を犯し
何物にも代えがたいものを得ようとします。
愛された経験のないアイリーンは
やり方を知りません。
純粋に見えるセルビーが悪魔のようで、
観ていて辛くさせます。
                
『モンスター』と呼ばれたアイリーン。
ワタシも映画を観ながら祈ったほどです。
どうかその人は殺さないで!と。
そして、苦しくて涙が出そうになりました…。
                         
怪物はアイリーンだったのか。
アイリーンを作り出した社会?
それともアイリーンに求め続けたセルビー?
画面に映し出されるすべてが
ワタシにとってはモンスターに見えました。
純粋がゆえのアイリーンの殺意。
死刑を執行されてもなお
この映画に戻ってきたアイリーン。
                      
グサリと胸に刺さる作品です。
アイリーンの救いになるものが、
彼女を救える術があったのでしょうか。
不幸な境遇で育とうとも、
幸せに生きる術…。ワタシにはわかりません。
                           
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