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内田康夫が裏を描いた、政財界ミステリーでも読んでいるよう!
だけど、終わり方は決定的に違いますけどね。
英国の元首相であるアラン・ラング(ブロスナン♪)の自叙伝執筆をする事になった男(ユアン・マクレガー)。
作家志望でパッとしていなかった事から、政治には何の興味も無いのに、渋々ラングの「ゴースト・ライター」を引き受けることに・・。
そんな全く乗り気じゃなかった彼が、なぜアランの不審な過去や、前任者の死の謎を追おうとしたのか?
仮にも作家になろうと思っているんだから、興味は無くとも好奇心があるのは当然 !?
しかし彼には、探偵・浅見光彦のような鋭い勘と行動力そして無謀さがあったのに、肝心な想像(予測)力や冷静さは・・・。
作家としてなかなか成功しなかったのは、そんなとこに理由があったのかしらん?
世界のトップに関する情報が、余りに簡単に調べられたりして、一体何が真実なのか、観た後もよく分からない・・。
それでも、世界を動かす“狐や狸”たちが本当にいるような気にさせられました。
役者出身の元首相役ピアース・ブロスナンを始め、キャストたちの“演技”に、2時間ちょい飽きること無く惹き付けるられます!
ラングの秘書は、『セックス・アンド・ザ・シティ(SATC)』のサマンサ姐さん、キム・キャトラル!
ラングは家系が自慢だった、とゴーストに教えていましたが、そのラング=LANG とは、出身地スコットランド語で「LONG」のこと。
映画『SATC』の名場面、大晦日のシーンで「Auld Lang Syne」という曲が使われていました(英語だと、old long sinceになる)。
それはスコットランド民謡「蛍の光」の詞に、フォーク歌手が別のメロディをつけたものですが、これが心に染入るいい曲です!
それを聴いてからは、「Auld Lang Syne」の基のメロディまも大好きになりました。
~ ゴースト・ライターと言えば、超アイドル時代の松本伊代ちゃんが言い放った有名な一言が、今やレジェンドに(笑)