シンシナティから物資がトルコへ | オハイオ・シンシナティから

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シンシナティ郊外での日々の暮らしを綴っています。

2/12

 トルコの地震から1週間。その前日、たまたま主人と東日本大震災のドキュメンタリーを見ていて、地震の怖さを改めて感じたところだっただけに、トルコで大地震が起きた時には驚いた。

 

 周りのお友達からも、主人の地元は大丈夫か心配の言葉をたくさんもらい、心が温まった。地元は震源地から600㎞ほど離れており、心配のない地域なのだが、日本と同じようにトルコも地震が多いところのようで、1999年にはイスタンブール近くのイズミットというところで大地震があり、知り合いのお母さんが亡くなっている。

 

 その地震以降、政府は耐震基準に合わない建物の建て替えを進めていたらしいが、違法建築もあったのか、今回の地震後、建設した建物の倒壊を見て、飛行機で逃亡しようとした建設者が捕まったというニュースもあったらしい。

 

 また、1階部分が店舗になっている建物が多いというのを以前聞いていたが、店舗として広くスペースを取るために柱を取り除いたりしているところもある(もちろん違法)のを主人が聞いたことがあるらしいので、そういう建物だと、このような地震が一たび起きると、ひとたまりもないだろう。

 

 先週ずっとニュースを見ながら、何とか一人でも多くの人が助かってほしいと願うばかりなのだが、ここ、シンシナティのトルコ人協会が冬物やおむつなどの寄付を募っていて、シンシナティにある2軒のレストランで受け付けをしていた。

 

 1週間して十分物資が集まったようで、シカゴに物資を運んだ様子や、シカゴのO'hare空港から運行しているトルコ航空の飛行機に物資を載せている様子がトルコ人協会やシカゴにあるトルコ総領事館のフェイスブックで紹介されていた。

 

 今月中に主人がシカゴのトルコ総領事館に行く用事があるので、何かできることを考えている。