小鉄(こてつ)
支援学級一年生
知的障害/自閉症
アラフォー母
コミュ症
アラフォー父
会社員
支援学級一年生の小鉄さん、小学校までは登校班での登校だが列から離れたり、暑さなどで機嫌が悪くなったりと1人では難しいので母が付き添って登校している。
班の後ろからついていくこともあれば、息子の隣にがっつり付き添い手を繋ぎながら歩くこともある。
大人しく歩けるときもあれば独り言(しかも声が大きい)が止まらないときもあるため母は毎日
「今日は大人しく登校できるかな...」と
冷や冷やしている。
自閉症児の独り言っていつか治まるのだろうか。
周りの子と明らかに違う息子の様子に、母は貝になりたいくらい気まずい。
そんな今日の登校は、まさかの大雨。
最初は小雨程度だったがだんだん傘を差していても濡れるくらいの大雨に。
服も、足元も靴の中まで雨が染み込んでくる。
感覚過敏がある息子。
以前も同じように大雨の日、スニーカーで登校していて靴の中まで濡れたことが気持ち悪かったのか機嫌が悪くなってしまい、大グズりしてしまったことがある。
他の小学生たちも同じように濡れていたが誰も文句も言わず静かに歩いていた。
「わーん!気持ち悪いよー!ママなんとかしてー!」と騒ぐ息子を冷ややかな目でチラ見する。
そのときは母は冷や汗を大量にかきながらなんとか息子をなだめて下駄箱まで連れて行った。
そして今日、大雨になったことで以前のトラウマがよみがえりまた大騒ぎしたらどうしようと思っていたが、今日は機嫌が悪くなることなく歩いていた。
大きめの声でのお喋り(ほぼ独り言)はしていたが、雨の音でかき消されていた。
学校の敷地に入る手前でバイバイできた。
傘を差しながら歩く息子の背中を見ながら
「なんとか大人しく(?)登校できた...良かった...」
と安堵した。
本日の母のミッションの8割は終了した。
まだ洗濯も朝の食器の洗い物も掃除も何もしていないがすでに母のパワーはゼロだ。
こんな調子でいつか仕事が出来るだろうか。