一筆書ききっぷの旅27・旧大社駅で味わう大正浪漫 | 未来色スケッチ

一筆書ききっぷの旅27・旧大社駅で味わう大正浪漫

出雲大社前駅を出て左手に折れ、ひたすらレンタサイクルをこぎます。
猛暑の中、噴き出す汗、流れる日焼け止め…おつ自分。


旧大社駅はめちゃくちゃ観光地であった

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観光地とされている駅舎といえば肥薩線の嘉例川駅を思い浮かべますが、
ここはそれ以上にさらに観光地化されていました。

タクシーや観光バスで続々と訪れる観光客にびっくり。
こんなに観光地化されていたとは…ちょっと悲しいような、
でも廃駅に注目してくれるのは喜ばしいととらえるべきなのか…
ちょっと複雑な心境でした。

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明治45年に開業した歴史のある大社駅ですが、
1990年に大社線が廃止され、駅舎や線路が残っている状態です。
駅舎は一般開放されており、誰でも見学することができるようになっています。
この立派な造りの2代目駅舎は1924年に作られたもの。
神社を模したつくりは、中央本線高尾駅も手がけた
曽田甚蔵氏の設計とのこと。へぇー。

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廃止されてからも国の重要文化財、近代化産業遺産に指定され、
駅舎の中もホームも大勢の観光客でにぎわっていました。
まるで大正当時の活気が伝わってくるかのようです。

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高い天井にはシャンデリアがあることから、
西洋の文化も取り入れられていることがわかります。
これぞ大正浪漫…。

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マネキンまで置かれていて、駅舎がまるごと博物館のようです。

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観光案内所やきっぷ売り場も、昔使われていたものが
そのまま残されています。…っと!中をよく見ると


制服コレクションに釘付け

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車掌服や事務員の制服コレクション!むっはー!!
なんかマネキンの顔がポリゴンだけど気にしない!

網走監獄でも看守の制服コレクションを前に瞳孔が開いた私、
ここでも一人で目を見開いておりました。。。
足を止めてガン見してたの、私ひとりだけでしたよ。
これ、「おじさんが女子高生の制服をガン見する」のと
あんまり変わらない気が…通報されなくてよかった…。

あまり時間がないので、急いでホームものぞきに行ってきます。

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大正時代から多くの参拝客を迎え入れた改札口。渋い。

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鉄道ファンではなさそうな、ごく普通の観光客の人たちも
足を止めては「これすごいね!」と楽しそうに写真を撮っていました。
大量の観光客を前に「これは…」と最初はドン引きしてしまいましたが、
これはこれで、こういう愛され方もいいのかな~と思ってしまいました。

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嘉例川もそうだけど、観光地として知られるのも大事なことですよね。
もっとも、旧大社駅の場合は「観光地だけど列車を使って来てね」とは
言えないので、バタデン使って出雲観光をまるっと楽しむのが
一番かと思いますが♪

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私もベンチに座ってもっとゆっくりと駅舎を眺めていきたいところですが、
この後の行程があるので、泣く泣く駅舎を跡にします。
再びレンタサイクルで、出雲大社前駅へ!

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お社は、また次回!!

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