10代で膨大なトラウマを背負って、

 

何をやっても長続きしない私が、

 

たくさんのお酒と辛酸を嘗めつつ

 

悶絶して生きる中、

 

絶望の中、燃え盛る怒りの中、

 

常に心の片隅にあった言葉、

 

「いつか、ハピネス」 そう、

 

どこか楽観的な要素もあったらしく、

 

もしそうでなければ

 

今ごろ私はここに居ないでしょう。

 

私だけでなく、神から人様の魂の救済を

 

使命として与えられた者たちは、決して

 

平坦な道は歩めなかったと思います。

 

今も荊の道は続いていますが…少しは

 

「安心すること」がどんなことなのか?

 

分かるようになってきました。 ありがたや。

 

とりあえず、自分をOKして、

 

とりあえず、切羽詰まった悩みがなく、

 

とりあえず、空腹が満たされているなら

 

それで私は充分です。

 

あと犬は大事。

 

【金の斧銀の斧】の正直な木こりのような

 

心持ちで生きていれば、きっと

 

神様からのご褒美が貰えるんじゃないか?

 

という下心も無きにしも非ず(笑)

 

今日も私は生きて行く…

 

ふらっと、

 

四国八十八ヶ所霊場結願(けちがん)

 

大窪寺に行ってみました。

 



 

神社と違い、お寺はちょっと人間味が

 

強いです。

 

神社が光ばかりの世界観なら、

 

お寺は闇の中の光の世界観だと感じます。

 

そしてなにより

 

仏様の御姿がありますから、素直に

 

「救ってください!」と言えるのでしょう…

 

不動明王をはじめ、私はこれまでどれだけの

 

仏様に手を合わせて来たでしょう。

 

高幡不動のお不動さんの前で、涙を

 

流したことでしょう…

 

「もうこれ以上、辛い人生は嫌です。

 

死なせてください…死なせてください」と。

 

痛くなければ

 

いつ死んでもいいと思ってました。

 

私の青春はなかなか濃厚でしたのよ。むふ。

 

思い煩う中で、たくさんの言葉を紡ぎました。

 

他人の言葉じゃ納得いかないので、

 

己を納得させる己の言葉が必要だったのです。

 



 

この頃は若いお遍路さんをよく見かけます。

 

こんな若いのに、なんと信心深いことか!と

 

感心するのと同時に、

 

それだけ世の中が混沌としているんだな…とも

 

思います。

 

南無大師遍照金剛と書かれた巡礼白衣姿のお遍路さんの

 

背中が、春の日差しでやわらかく

 

輝いている午後。

 

いつか、法被(はっぴ)ネス。(笑)

 

なんちゃって~

 

また、お遍路さんやろうかしら???

 

今度は、自分の為に…。

 



 

こういった風情ってホッとしません?

 

意外と今の若い子さんたちは、昭和レトロな

 

感覚がお好きみたいね♪

 

よいこと、よいこと。

 



 

買っちゃったわよ。むふ。