昨日は、朝、新横浜の日産スタジアムで行われたサイクルパークフェスティバルにヴィンテージ・デローザチームの応援に行き、昼からデンマーク大使館でのJVRツール観戦イベントに参加するという自転車イベントのダブルヘッダーでした。
まずは、サイクルパークフェスティバルのエンデューロに出場したクラブ・デローザ・クラシケ東京の健闘をレポートします。
出場メンバーはFJさん、MIさん、MTさん、Tさんの4人です。
エンデューロは、規定時間内にどれだけの距離を走れるかを競う競技です。猛暑の中、朝8時からソロ90(90分間の個人戦)が行われ、10時半から、我らがヴィンテージ・デローザチームが出場するチーム180(180分間のチーム戦)が行われました。
この大会は、スタジアム内のトラックからスタートして、隣接するスポーツ公園を1周し、またトラックに戻る3.2Kmの周回コースで行われました。テクニカルなコーナーの多い、なかなかおもしろいコース設計になっています。
運営上おもしろいと思ったのは、公道を使わず、スポーツ公園をまるごと立入禁止にして行われていることです。沿道で応援したいという気持ちはあるものの、交通規制等が必要なく、警備も楽なので、管理的にはうまいやり方だと思いました。
出場者には女性や子供の姿もありました。昔に比べると、確実に自転車競技の裾野が広がっているのを感じます。
出場車は当然ながら大半がカーボンロードバイクですが、クロモリのレーサーも数台ありました。自転車のブランドはさまざまでしたが、中でもビアンキが一番多かったという印象です。
スタジアムのフィールドで出番を待つ4台のデローザ。
周囲のカーボンバイクの中で、クロモリ製のデローザは異彩を放っていました。こういったレースの場で見ると、デローザのマシンはいきいきとしているように見えます。レーサーの本能が覚醒している感じですね。
各々の自転車については、こちらをご覧ください。
さて、残念ながら私はJVRのイベントに参加するため、10時にはスタジアムを出なければならず、ヴィンテージ・デローザチームのレースは見ることができませんでした。
ここからは、レースに出場したMIさんの写真をお借りしてご紹介します。
MIさんは、かつてシマノグリーンピアロード(シマノ鈴鹿ロードの前身)で優勝した経験を持つ猛者です。
チーム戦では、一人ずつ交代で走ります。こちらは激走するMTさん。プロレーサーのような美しいフォームですね。
こちらは赤いデローザを駆るFJさん。
これは1974年製のデローザで走るTさんです。
レースの結果は86チーム中47位。現代のカーボンバイクと競争して、40〜50年前の機材でこの成績は大健闘と言えるでしょう。4台のヴィンテージ・デローザと4人のヴィンテージ・サイクリストを大いに讃えたいと思います。お疲れ様でした。