愛知ピカデリーで、リメンバー・ミーを観て来ました。

愛知では、9月3日から公開でしたが、観に行くことが出来たのは、

9月5日だったので、初日のプレゼントは、あきらめていたのですが・・・

なんと、ポストカードがもらえたのです(≡^∇^≡)。



11:05から始まる回でみたのですが、十数人ぐらいだったと思います。

でも、驚きは、年配の方が多くて、男性もかなりいらっしゃったことです。



リメンバー・ミーの感想は、すでに観られた方が書かれた

感動的だったという感想などをご紹介しました。

その時の記事は、こちら

ロブの魅力たっぷりの映画であることは、間違いないです!!


そこで、あえて感想を書くとしましたら、

震災でたくさんの悲劇や悲しみにあわれた方や、

同じ日本人として、震災にはあっていないけれど、

なんとか共に立ち上がりたいと考えている日本人に

向けた映画だと思ったことなどを、感想としてご紹介いたします。



内容の説明にあたって、かなりネタバレになりますが、

見たくない方は、スルーして下さればと思います。





ストーリー(ワードで打ち込んでからコピペをしたので、書体が違ってしまいました(^▽^;))

映画の冒頭のシーンで、まだ何も分からない状況の時から、

悲劇で始まります。夜、地下鉄のホームで母と娘のアリーが

電車を待っているとき、二人の男から拳銃で脅され、金を盗られた

その揚句に、母は娘の目の前で殺されてしまうのです。



それから時が経ち、ロブが演じるタイラーは、

兄マイケルの命日に、妹からの連絡で、墓参りに来た。

久しぶりの家族との再会にも関わらず、ぎくしゃくした家族

だというのがすぐわかります。

タイラーは、図書館で、バイトをしながら、気ままに生活している

大学の聴講生。ルームメイトのエイダンは、聴講生ではなく、

大学を卒業して、キャリアーを積むことを考えていた。



ある日、タイラーとエイダンは、クラブで遊んだ帰りに、

タイラーは殴られている男を助けようとケンカに入ってしまい、

駆けつけた警官に、口答えをしたため留置場に入れられてしまう。

それから、留置場に入れた警官の娘が大学にいるとわかり、

娘をひっかけて遊んで捨てろとエイダンから、仕掛けられた。

その娘が同じクラスの子だとわかり、タイラーは話しかけてしまう。



娘アリーと打ち解けて話ができるようになり、ある日、ディナーに誘う。

アリーは、なぜだかデザートから食べるのであった。アリーは、

「人はいつどうなるかわからないから、心残りがないように

おいしいものから食べるのよ」という。タイラーとアリーは、

だんだん仲良くなっていく。タイラーはアリーを母の家に連れて行き、

22歳の誕生日に自殺した兄のことを話した。




アリーは、父と衝突して、家を出てしまい、タイラーのアパートに、

転がりこんでしまうのでした。

しばし、二人のあま~い世界が満載になるのですが、

アリーの父にみつかり、タイラーが留置場に入れた男と分かり、アリーは

タイラーにだまされたことに気が付き、家に帰ってしまう。

タイラーはアリーを愛していたことに気がついて、落ち込みはじめる。



妹のキャロラインが、学校の友達から、髪を切られるといういじめに会っていた。

タイラーは妹をかばうため、学校で暴れた。また、留置場に入ることになるのだが、

父に出してもらうことになる。そのとき、父も家族を愛しているこが

ようやくわかり、父に対するわだかまりも減っていった。



エイダンがアリーに、タイラーはアリーのことを本気に思っていると伝えて、

アリーとも打ち解けて、なんだかいい具合にハッピーになるのかな~と

思っていたのですが・・・



ラストが、衝撃だということは、知っていたのですが、つながりがわからず、

とても疑問に思っていました。ラストは、とても唐突な最後で、

盆暗な頭で理解するのに時間がかかりました。このラストには、

いろいろ言われているように二つの要素が、あるのかな~と思いました。

一つは、たった一度の人生をいかにいきるべきかという哲学的な命題から

導き出されたもので、結末は悲劇そのものです。

もう一つは、あのラストは、黒板に書かれていた日付から2001年の911

ニューヨークで起こった同時多発テロという悲劇そのものだったと思うのです。





3人のキーパーソン

この映画は、二つの悲劇と、兄の死や、妹のいじめといった、できれば

避けて通りたい出来事が、リアルに描かれていたことだと思いました。


あえて主人公タイラーではなく、アリーとタイラーの妹と、

友達のエイダンについて、キーパーソンとして、ご紹介します。


アリーは、地下鉄で、母の死を目撃したため、それから地下鉄には

乗れないでいました。タイラーと知り合うまで、かなり暗い人生を思っていたと思うのですが・・・

ちょっとそう感じられない面も多々あったのは、いたしかたないとしまして、

もう一度、タイラーと出会い、その後、ラストでまた悲劇にあうのです。

その後、あれほど、乗ることが出来なかった地下鉄に、

もう一度乗ることが出来たのです。ラストで起こった悲劇から、それを乗り越えて

再生したアリーは、「生きる力」を持った女性として、強い印象を与えてくれました。


ルカママの絵日記


妹キャロラインは、いうまでもなく、二人の兄を失うことになるのですから、

強く生きていかなければならない、そういった使命を持った女性であると

思いました。それまでは、父親に嫌われているのではないかとか、

いじめにあうと、どう対応していいのかわからななかった。

でも、これからは、キャロラインは、今までとちがった

ことができる、そんなことをにおわせるラストだったと思います。


ルカママの絵日記


友人のエイダンは、リメンバー・ミーの全体に登場してくる

非常に重要な登場人物だと思いました。

大学のテストがいい点が取れないから、担当の先生のところに

頼みに行ったり、聴講生ではなく、ちゃんと卒業をして、就職をすることも考えていた。

留置場に入れられた時には、タイラーには内緒で、父親を呼ぶなど・・・

泥臭くても這い上がるという姿と、ラストの衝撃の後、

その悲しみを乗り越えて、進んで行く、そんな強さを感じました。


ルカママの絵日記


この3人のキーパーソンは、リメンバー・ミーの大切な、「再生」という役割を持っていたと思えるのです。


震災の後の日本人へも何かしらのメッセージを感じられる映画だと思います。

日本の広範囲で、公開して下さることを切に祈ります。