北海道での地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。

 

近畿地方、大阪や京都などもまだ台風21号の爪痕が残っており、

いまだに停電のところもありますが、マスコミは北海道の方を向いてしまって
なかなか関西の現状を伝えてくれなくなっています。

京都観光をご予定の皆さんにもいろいろご不便をおかけする日が続きそうですが、

拝観できるところもございますので、

倒木などに十分ご注意の上、京都巡りを実施していただければと存じます。

 

しかし、9月4日(火)の台風21号はほんとうに甚大な被害を残して去っていきました。

いまだ(9月7日現在)拝観可能になっていないところも多々あるようです。

被害状況がワンストップで分かればいいのに!!
一覧があればと思い、京都市観光協会に問い合わせたところ、
京都市観光協会のFacebookに、一応情報は載せているとのこと。
ただ、観光協会から問い合わせても不通のところがあったり、
連絡をもらう時間もマチマチだったりで、
「毎日何時に最新情報を更新」というわけではないけれども、
できる限りの情報発信をされています。

Facebookが見られない方のために

今の時点(9月7日午後2時)での京都市観光協会の最新情報である

「9月6日(木)午後2時現在」の情報

以下にコピペします。
urlはこちら。下の方に下がって

「9月6日 台風21号の影響に伴う…」まで行ってください。
 

https://www.facebook.com/kyokanko/?hc_ref=ARRdIGIHcfjAzc8vmBBGbcD6XscNUbwc7JVa0-kt2cNF9aC4jLbO1uqVpCMX5LJlKNc&fref=nf&__xts__[0]=68.ARCk2o5QuV_G9nDCaOV1yFmeUhL4i3bGhbluYet4Jb0EXFmaAaWTYe4bKKtHorQiwvjelaKWeDePPxf09MqKPWBvRrYPYFnSXU1-RGQxhzxYfIGEFmgoxOdIQEgH6aD1Olx_LtfvOBAsTuSufaeOtt9mywWsVRYCa74pBFZwRHI1KW8fy1X7lg&__tn__=kC-R

 

 

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台風21号の影響に伴う9/6(木)の観光情報(9/6 14:00現在)
京都市観光協会Facebookより

 

〇延暦寺 通常通り(ただし停電中につきお堂は暗い)(比叡山ケーブル・ロープウェイは倒木により本日終日運休。比叡山ドライブウェイ・奥比叡参詣ドライブウェイは通行可。坂本ケーブルは通常運行)

◆保津川下り 中止

〇京都御所・仙洞御所・修学院離宮・桂離宮 通常通り

△伏見稲荷大社 千本鳥居までは参拝可能(それより奥の山は不可)

◆京都府立植物園 臨時休園(9/9まで)

◆醍醐寺 終日全山拝観休止

〇東寺 金堂・講堂エリア拝観可能   

◆観智院は拝観不可

〇東福寺 通常通り

〇高台寺 通常通り

△平安神宮 参拝は通常通りだが神苑は入苑不可

〇北野天満宮 参拝できるが、北門への通り抜け不可

〇銀閣寺 拝観できるが、展望台は不可

〇仁和寺 通常通り

〇嵯峨野トロッコ 通常通り運行(ただし、野宮神社からトロッコ嵐山駅までの竹林の道が通行止めになっている。)

〇源光庵 通常通り

〇光悦寺 通常通り

◆神護寺 拝観不可

〇西明寺 拝観可(ただし参道が荒れている。)

〇高山寺石水院 拝観可(ただし参道の倒木がひどい。)

◆嵐山鵜飼 営業中止(9/10まで)

〇大徳寺真珠庵特別公開 通常通り

 

また、京都の奥座敷、貴船神社HPには以下のようなコメントがありました。

http://kifunejinja.jp/

 

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●【 台風被害についてのお知らせ 】 平成30年9月6日(木曜日)17:00現在

 

【 台風被害についてのお知らせ 】

平成30年9月6日(木曜日)
17:00現在

貴船口駅以北の貴船街道では
倒木処理も不完全であり、
非常に危険な状態が続いています。

また、貴船地区一帯は
依然として停電・断水中にて、
復旧の目処が立っておらず、
大変不便な状況が続いています。


貴船街道の道路状況、および
電気・水道などの基幹施設が
復旧するまで、当面の間は参拝を
見合わせていただきますよう、
よろしくお願いいたします。

安全確保が出来次第 、
改めてお知らせいたします。

よろしくお願いいたします。

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このほか、大原の三千院なども連絡が取りにくい状態と聞いています。
 

なお、最新情報は刻々と変わりますので

行く前に各自ご確認のほどよろしくお願いいたします。

 

今回は「倒木」「電線の切断」なども多く、また、
信号機やカーブミラーの位置がずれたままのところもまだまだあります。
ドライバーから歩行者が見えづらい位置になったままのミラーも
多々あります。

 

関係各所、努力されていますが、なかなか追い付かないのが現状です。

運転、歩行、拝観の際は皆さんどうぞご注意ください!!

 


 

京都祇園祭は7月31日まで続いています!!

もっともっと祇園祭を知りたい方にオススメの写真展が

今、烏丸二条上ル東側にあるお香の老舗・松栄堂さんの

新しいギャラリーで開かれています。

そのギャラリーの名は「薫習館」(くんじゅうかん)。

 

今年2018年(平成30年)7月11日にオープンしたばかり。

館内には香りを体験できたりギャラリーやホールがあります。

また、本店とつながっていて、お店にもそのまま入れます。

さて、オープニング展覧会は

『京都祇園祭 山鉾巡行 それは!町衆パッション!!写真展』です。

 

松栄堂さんの社長さん親子は長刀鉾のお稚児さんを

親子二代で経験された数少ない方で、

祇園祭への熱い想い=パッション!!もまた人一倍ではないでしょうか。

 

また、古くからのご友人である京都の美意識を支える

古美術商の室恵三さんが学生時代、昭和30年代に長刀鉾から撮った

貴重な写真の数々は必見!!

 

町家の屋根にのぼって巡行を楽しむ人々。

鉾から粽(ちまき)を手渡す人、

2階から手を伸ばして粽を貰おうとする舞妓さん。

鉾を熱い視線で見上げる群衆、活気…。

 

白黒写真からはものすごいパッション!が伝わって来ます!!

 

ぜひこの写真展を見に行ってみて下さい!!

7月30日(月)まで、午前10時~午後5時までです。

電話 075-212-5591です。

今なら本店でお買い上げの際は記念の品ももらえるかも!?

 

松栄堂本店玄関にはいつも美しい草花が。

お花にもご注目くださいね。

 

 

八坂さんで開かれた菓匠会さんの展示、続きです。

 

二条若狭屋さんは「バトン」。

伝統を受け継ぐ、先代から自分へ、そして次世代へ。

どの世界でも言えることかも知れませんね。

そう考えると自分のなすべきことが見えて来そうな気がします。

 

寺町御池の亀屋良永さんは、ズバリ「のれん」。

 

亀甲の文様が涼やかに描かれて居ます。

のれんを受け継ぐ、伝統ってすごいことですよね…。

 

撮れる順があって並び順とは違うご紹介になりすみません。

先斗町駿河屋さんは「夏座敷」。

 

可憐な草花も全てお菓子で出来ているなんて…。

このなでしこも、なんて繊細なんでしょうね!

 

 

今年の夏も美しく楽しい作品にたくさんお目にかかれて嬉しかったです!

本当に暑い京都ですが、

和菓子の世界は見目も涼やかなものがたくさんあります!

また、和菓子の世界は少しだけ先取り。

これから涼やかな秋の香りのする菓子も出てくると思うので

みなさん、和菓子でこの酷暑を乗り切って参りましょう!!

 

 

菓匠会さんの展示、続きです。

どんどん参りましょう!

 

亀屋清永さんは「翔 SHOU」。

 

 

横からみるとまた面白いのです!

 

末富さんは「夏けしき」。

末富ブルーも健在です。

 

亀廣保さんは「めぐりゆく」。

飴細工の可憐な花が永遠に続いて行きそうです。

 

いつ見ても可愛い飴の細工ですね!!

 

嘯月さんは「白南風」。

「しらはえ」と読み、夏の季語ですね。

                ⑤につづく

菓匠会さんの展示、続きです。

千本玉寿軒さんの選んだテーマ「星合い」とは七夕のこと。
牽牛と織り姫の二つの星が出逢うこと。

 

お店のある織物の町・西陣の地は今宮神社があり、
境内には織り姫をまつる社があります。
西陣の地を大切にされるお店の気持ちがうかがえます。

ガラスのお皿の模様が天の川のようですね!!

 


同じく西陣にお店を構える塩芳軒さんは「結」。

飴細工でこんなに色んな「結」が表現できるのですね。
涼しげな帯に美しい「結」をのると素敵ですね。

 

続いて笹屋伊織さんです。

 

茶室に向かう苔むしたお庭を歩いているような作品。

こちらへは進まないでという印の止め石まで

丁寧に作り込まれていました。

 

京華堂利保さん

お皿は自在に形を変形出来る人気の錫紙(すずがみ)でしょうか?

 

横からみた「積み重ね」も色合いがなんとも美しかったです。

               ④へつづく