✅オーストリアと日本のクッキーの違いは食感にあった!
こんばんは^^
オーストリア・リンツ在住のciaciaです。
昨日の政府の発表で、今年のクリスマスマーケットはウィーンも含めてすべて中止。
こんな状況だからわかってはいたけれど、クリスマスマーケットのないクリスマスははじめてで、寂しさも感じています。
みなさま、いかがお過ごしですか?
そんな今日は、起きたら雪でした❄️
オーストリアは日本より寒いですが、それでもリンツは街中で雪が降り積もることがなかなかないので、珍しいショット。
オーストリア在住インスタ友も、ストーリーズは雪景色の写真で溢れていましたよ〜😆
ちなみに我が家のクッキー保存場所は、もちろんベランダです😄
天然冷蔵庫(最近は冷凍庫になりつつある)が大活躍!
逆に冬のいいところって、そこしか思いつかないな(笑)
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さてさて、クリスマスクッキー作り第3弾!
リンツァーアウゲを作りました。
「リンツの目」という名の、リンツの名前がつくわりには、リンツ発祥!とは聞かないなと思ってググってみたら、
「Linzer Teig=リンツの生地」
というものからできていることから、その名がついたもよう←Wiki調べ←でも100%アテにしちゃいけません
(Wikiより)
でね、「リンツの生地」ってなんぞや?と思ったら、オーストリアで一般に王道クッキー生地として知られている「Mürbteig」をベースに、アーモンドやナッツの粉、そしてシナモンなどの香辛料を混ぜた生地のことなんだそう。
(Mürbteigは、この時期はスーパーでもよく見かけますね)
リンツァートルテがナッツやシナモンなど香辛料たっぷりの生地でできていることを考えると、「リンツの生地」の名はそこから来たのかな?
そしてそのWikiを見てびっくりしたこと!
なんとリンツァーアウゲにはRibiselmarmeladeという、スグリのジャムを挟むのが一般的だとか!!
わたし、今まであの赤色はラズベリーだとばかり思ってたーーー!!(汗)
偶然にも今日行ったスーパーで、リンツァーアウゲ用にスグリとあんずのジャムを売っていたのですが、ラズベリーだと思い込んでいた私は、「ラズベリーは売り切れかあ」と諦めて帰ってきたところでした🤣
リンツァーアウゲ第2弾用に、さっそく明日、スグリのジャムを買ってこないとな。
リンツァーアウゲは、ただでさえ型抜きという面倒臭い作業の上に、上の方は真ん中をくり抜かなければならず。
つまり上下違うものを、同じ数作らなきゃいけないのよね。
そこにあんずのジャムを挟み・・・
最後に粉砂糖をまぶしてできあがり!
ジャムの上にかかった粉砂糖は、ジャムの水分で消えるんです。
保存には、クッキー同士がくっつかないよう、クッキングシートを軽くはさんで。
保存ガラスに入れて終了〜!
実はクリスマスクッキーを作り始めたころ、
「オーストリアより日本のスイーツの方がぜったい美味しいにきまってる!」
と疑いもなく信じていた私は、日本のレシピで型抜きクッキーばかり作っていました。
でもここの記事にも書いているけれど、型抜きクッキーって何種類作っても飽きるの。
↓
(2008年の記事)
日本のクッキーは「カリッ、さくっ」が主流だから、食感が似たり寄ったりになっちゃうのかな〜。
で、初めてリンツァーアウゲを作ったときも、藤野真紀子さんという日本人の方のレシピで作ったのですが、
「ジャムの水分でクッキーが湿気てしまうので、ジャムを煮詰めましょう」
とあったので、律儀なわたしはそうしていました。
でもあるとき気づいた。
「オーストリアのクッキーってサクっを求めていない!」
ということに。
リンツァーアウゲのドイツ語レシピは、ジャムを煮詰めるだなんて、どこにも書いてないんです。
そういえば義母のクッキーもしっとりしていたな〜なんて思い出して、もちろんカリっのクッキーもあるけれど、色々な食感があるからこそ飽きずに美味しくあれだけの量を食べられるのだと知りました。
クリスマスクッキーの中では、オーストリア人にはバニレキプフェルが別格の人気で、わたしの中では、その次にリンツァーアウゲを作ると
「オーストリアのクッキーはとりあえずおさえた!」
という気分になり、ほっとします(笑)
おせちでいうと、栗きんとんと黒豆は作った!みたいな😆
先日作ったバニレキプフェルは、すでにひと缶空になり、、、
2回目の生地を仕込んだところ。
クッキー作りで時間は取られるし、食べたら食べたで摂取カロリーは増えるしで、ここまで作ることの意義をときどき考えるのだけれど、まあそれが行事ってものよね(笑)
今年もあと1ヶ月を切りましたが、無事に健康に年を越せますように。
それではおやすみなさい^^