先生方が病室へ。
主人はビックリしてました。なんできた?って感じ。
そして、今後の事を話したいと。
先生が話を始めました。

先生は薬を飲みつづけるリスク。
出血することのリスク。
飲まなければ‥の話をした。

でも飲むことのリスク。この説明、私にしたような深刻なものではなく、薬を飲めば効果が出すぎて出血するかもしれない。
小さくなった腫瘍との隙間から脳の感染症を起こすかもしれない。となんだか かもしれないって軽い表現。
しかも脳の頭蓋底の破壊の事はサラリと。
あれ⁇主人に話しているこの話が事実?私には大袈裟に話してんの?

なんだ?飲ませたい?実験?実績だしたい?

でも疑問を感じてる場合じゃなかった。

主人は「ボトリエント飲みます。何もしないで最期をまつなんていやだ」って。
「皆んなで何言ってんだよ。冗談はやめてよ」っていう感じ。
動揺してるのを隠すよう見えた。
私は泣いてました。

私は飲めば脳の血管の出血も脳への影響もどちらも起きたら数分から数時間しか主人が主人でいられなくなる。だから飲まない選択をして少しでも長い時間を皆んなで過ごす方を選んで欲しかったし、選んでくれると思っていた。

先生は大事なことだから、2人でよく話し合った方がいいよ。と部屋を出ました。

主人は「飲む。頭蓋底の穴は脳に貫通してるかわかんないだろ。膜を貫通してるか調べてないからわかんないよ。だから飲む。」
私は、確かに調べてない‼️なるほど‼️って、冷静に話をする主人の主張に納得しました。
その時主人は飲まない選択肢、最期の話はしませんでした。
私はわかったよ。しか言えませんでした。

翌日、先生達が結果を聞きに夜部屋にきました。
主人はいきなり決意表明のように姿勢をただし大きな声で、
僕は薬を飲みます‼️って。伝えました。

薬は三錠だったのが二錠に減らして服用になりました。
主人はこの日を境に変わりました。
診察以外病室から出なかったのに、病棟の廊下を往復して歩いたよと。
病棟は7階でしたが、1階の別の施設にある売店まで歩いていったよ。とLineが入りました。
私はもうビックリ‼️
だけど、病気に向き合う主人が誇らしく見えました。

ビックリしたのは私以外に看護士さんとDr.だったようです。
ひきこもりだった主人がいきなり活動を始めたもんだから、主人に心拍数を管理するモニターをつけられ24時間モニター管理になりました。
でも主人は体力つけるんだと活動的になりました‼️