こんにちは! ご訪問ありがとうございますm(__)m

体調ですが、お蔭さまで少しずつですが快方に向かっております。

やはりイムランが原因ではないかと思います。

薬は使い方を誤れば怖いことを改めて教えられました。

お医者さんに頼り切ることなく、ネットで副作用を調べるなどして

しっかり自分なりに観察し、考えることは重要性ですね。

現在、下痢は収まり昨日から固形分を摂り始めています。

一週間ほど全く固形分を摂っていなかったので美味しかったです。

メッセージまで頂いたブロ友さんに心から感謝致しますm(__)m

ご心配頂きました皆様、誠にありがとうございましたm(__)m

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     詩「こころ」

こころに形があれば 
きっと
こんなにも苦しまずに済むのに

こころに色があれば
きっと
こんなにも迷わずに済むのに

こころの中が見えたなら
きっと
見たいものだけ見ることが出来るのに

自分のこころを手に取ることが出来たなら
きっと
努力を怠らないで済むのに

あなたのこころを手に取ることが出来たなら
きっと
わたしは涙を流して抱きしめるだろう

二人のこころを一つにすることが出来るなら
きっと
わたしは命を懸けてあなたを守るだろう


あなたのこころが欠けてしまったときは
きっと
わたしのこころをあなたに分け与えるだろう

あなたのこころが消えてしまったときは
どうか
このこころをあなたと共有させてほしい

ああ、こころよ いや、全てを司る神よ

どうしてあなたはそんなに冷酷なのですか?

どうしてあなたは重要なものほど
わたしたちから隠したがるのですか・・・?


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C&K「キミノ言葉デ」

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   小説「言葉に出来なくて」38

「う、うん・・・」
サッカー部の連中の視線が刺さるようで気が気ではなかったけど、
ここで彼らに左右されることは僕の小さなプライドが許さなかった。

僕は軽い助走からボールに向かって行った。
すると、横からボールを取られてしまった。
あっ――と言う間もなかった。


「お前みたいなヘタレに触れられるとボールが腐るんや。
悔しかったら、俺からこれ取ってみいや!」
先ほどの目付きの鋭い背の高い奴だ。

「金谷、やめとけって! 相手は素人やろ――」
温厚そうな彼が再度制するが、金谷という彼は
そんな言葉など耳に入っていないようだった。

「オイ、ヘタレ。恐いんか? 取ってみろよ!」

サッカーのド素人の自分が、サッカー部相手に適うとは
思っていなかったけど、
ほんの僅かだが一対一ならがむしゃらに食らい付けば
何とかなるだろうという甘い想定があった。

「もう帰ろうか・・・ペイ君」
という爽の声は聞こえていたけど、僕の心は決まっていた。

僕は奴に向かって行った。

相手は一人。
しかも、所詮は足の動きに連動して動く
大きな球体に触れさえすれば良い。

神経をボールの動きに集中し、
それが僅かでも揺れ動く方向に足を出し続けた。

しかし、彼の足は予想を遥かに超えてボールを自在に動かした。
到底自分が太刀打ち出来る相手でないことは、
1分もしないうちに分かった。

こんな大きなボールが足によってこれほどまで自由自在に
動くなどとは夢にも思わなかった。
テレビなどで傍(はた)から観ているのとは大違いだ。

僕の息はすぐに上がり始めた。
途中で諦めるのが癪だった僕は、
そのうちに足がもつれて思い切りこけてしまった。

周囲からのせせら笑う声が聞こえて来た。

「クックック・・・な~にやってんの? 
まだ一割も力出してないで」

僕は例えようもないほどの屈辱を覚えていた。

すぐに立ち上がろうとするが、
普段使っていない筋肉が悲鳴を上げて上手く力が入らない。

覚束ない身のこなしで立ち上がりながらおもむろに爽を見遣る。
情けないことだが僕はこの時少し爽からの慰めを期待していた。

でも、彼はゴール付近にも僕の方にも近付いて来る気配はなかった。

絶望感の中、ふと顔を上げると、そこには爽が金谷と
競り合っているのが見えた。

数秒金谷の身のこなしやフェイントに合わせていたかと思うと、
いつの間にかボールは爽の足元に身を置いていた。
どうやって取ったのか、余りのスピードで認識出来ないほどだった。

「チッ――」という金谷の声と、
「オオ~~」という周囲のどよめきが生ぬるい風に混在した。

次は金谷が爽からボールを奪おうと躍起になっていた。

しかし、僕が子ども扱いされた金谷を
今度は爽が物ともしなかった。
爽を見ていると、金谷の動きがワンテンポ遅く見えたほどだ。

すると、そこにサッカー部員の一人が加わった。
もちろん金谷の助っ人である。

爽はその二人ですらも捕まらなかった。
二人は爽に遊ばれているような状態だった。

爽のすごいところは、ボールをほとんど宙に浮かすことなく、
地を這う蛇のようにボールがスルスルと
サッカー部の二人の足元をすり抜けて行くところだった。

次第に敵は三人に増えた。

さすがに三人になると際どいプレーが随所に見られた。
しかし、それでも常に寸でのところで爽は三人六脚を
交わし続けた。

ただ、二人までよりはずっと動きが激しくなり、
四人はサッカーゴールの方に移動して行った。

何か出来ないだろうか?
僕の脳裏をそんな思いが過る。

圧巻とも言える水野爽のテクニックに、
僕など借りて来た猫よりも役に立たないことは目に見えている。

じっと見ている僕の目に、ふいに爽の視線が届いた。

確かに、彼は僕に視線を送って来た。

ほんの一瞬だったが、僕の直感が働いた。

次回につづく・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日もここまでお読みくださり、誠にありがとうございましたm(__)m