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最初なんで、ちょっと古いですが、一番好きな映画から・・・

ストーリー自身は、ありがちなメロドラマなのですが、主役の二人、パク・シニャンとチョン・ドヨンが巧すぎです、背筋に電気が走るくらい・・・

ヤクザの親分を演じるパク・シニャンは、子供みたいな無邪気さから、激しい怒りを爆発させる凄惨さまで、女医役のチョン・ドヨンは、男勝りのエリートぶりから、娼婦の妖艶さまで、あますところなく、二人の魅力炸裂です。

「シュリ」「8月のクリスマス」が人気だったこの年の映画祭では、パク・シニャンは青龍賞の主演男優賞を、チョン・ドヨンは百想芸術大賞の主演女優賞を獲っています。

余談ですが、私がハマったベスト3ドラマの一つ『パリの恋人』のハン・ギジュ役は、この映画の主人公コン・サンドゥをTV用にソフィストケートしたんだと勝手に思っています。

もう一人、さらに映画を盛り上げてるのが、パク・シニャンの子分を演じるチョン・ジニョンで、ものすごく良い役を演ってます。彼はその後「ガン&トークス」の検事役、「黄山原(ファンサンボル)」の将軍役とかで魅せてくれますが、韓国史上空前の1200万人を集めた「王の男」でも、その魅力を遺憾なく発揮しているようで、楽しみです。

「第三の男」を思い出させる芳醇なラストまで、韓国の俳優さんの巧さを十二分に堪能出来る逸品です。