中医学での40歳からの抗老化術は
脾と肺の補強がテーマになると
私の持っている本に書いてあります
脾というのは胃腸機能のことで
消化や吸収に関する機能のことをいいます
まず40代になるとこの機能が低下してきます
具体的にどのようなことが起こるかといいますと
・少し食べ過ぎると胃がもたれる、胸やけがする
などが起こりやすくなってきます
また肺が弱くなると
階段が息苦しいなどの症状が出てきます
消化吸収がうまくいかないと
エネルギーを作り出せず
疲れやすい、息切れしやすい
などの不調が出やすくなります
年齢とともに機能が低下するのは
仕方ないこともありますね
ですから毎日頑張ってくれている胃腸機能を
少しでも労わるためには
食べすぎない
油もの、甘いもの、辛いものなど
負担になる食事を控える
よく噛む
などを意識しましょう
かの西太后も40代半ばの頃
食欲不振に悩まされていて
更年期の不定愁訴も訴えていたそうです
夜にぐっすり眠れない
熱感がある、元気が出ない
忘れっぽい、手足のこわばりがある
などがカルテに残っていて
お付きのお医者さんが更年期障害と診断し
漢方薬を処方して回復した
という記録が残っているそうです
また、西太后は美貌にとても気をつかっていた
という話は有名ですが
美肌を保つために翡翠で作られたローラーを使って
顔面をマッサージしていたということが
言い伝えられているようです
現在でも顔をマッサージするコロコロはありますよね
その昔、西太后はすでにこれを行っていた
ということを知り
今でも通用する美容法を行なっていたことに
驚くとともに
美しさへの執念のようなものも感じました
実際に西太后は見た目もとても若々しく
そして頭脳のほうも晩年まで明晰で
死の直前まで意識もはっきりしていた
と言われているそうです
その裏には西太后を支えた
いくつもの漢方薬の処方があった
という事実があります
ということで今日は40代になったら
胃腸ケアは大切ですというお話と
西太后のお話を中心にお伝えして参りました
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