イェソヒョンにお礼を言って、急いで事務所へ帰り、ドアを開けた途端
K「ドンヘ!やりやがったな!?」
キュヒョナの怒りの声
D「ひぇぇぇ~っ」
何があった?
K「なんでお前はおれのプリン勝手に食うんだよっ」
プリンかよ…
K「な、ん、で!勝手に食ってんだって聞いてるのっ」
D「そこにプリンがあったから~」
K「登山家かっ」
なかなかオーソドックスなツッコミですな。
キュヒョンさん。
K「返せっ おれのプリンーっ」
D「むりだよう」
K「か、え、せっ」
D「んもうっ しつこいよう ばかきゅひょなっ」
K「バカはおまえだろっ」
D「ばかってゆーひとが ばかなんだぞっ んー んー きゅひょなのっ んとんと…ゆるゆるうんちっ!」
なん~じゃいっ⁉︎その返し! 子供かっ つか子供でも言わねえわ ”ゆるゆるうんちっ” って 意味わかんねえし笑
って なんでオレ立ち聞きツッコミしてんだ?まあ ちょっと面白いから もう少し聞いてよ~
R「うるっさいよ。キュヒョナも大人気ないっての プリン食べられたくらいイイじゃん。」
さすがリョウギ 大人な対応…
R「ちょっ!ドンヘのおバカーー!」
えっ?急に?!
どうした?!リョウギ!何があった?
D「なあによう~」
R「ぼくの杏仁豆腐食べたでしょっ」
D「あっ…」
また食いもんかよ…
R「しかも~何?コレ…何で全部食べないの?」
D「りょーぎのぶんのこしておいてあげたんだよう」
R「ボクの分残す場合ってさ?フツー半分じゃね?一口だけ残すって…イ、ミ、わかんないってのっ !ほんとアホだね」
D「アホじゃないもんっ」
K.R「「アホだっ!」」
D「ふぇぇ~ん」
「ただいま~」
2対1になって ドンへが ”ふぇぇ~ん” になったところで助けに行くことにした。
「ひょくっ どどどど~したの?それっ 」
ドンへがオレの顔に貼ってある絆創膏に反応して 駆け寄ってくる
「ああ コレ? あーっと…えーっと…」
何て言おうか…って思ってると
「所長 またやっちゃったんですか?」
キュヒョナが呆れたような声を出して ドンへを見て
「所長ってね?結構しっかりしてると思ってたけど わりとドジなんだよ。この前もね?2人でターゲット尾行してたら…この人ドブにハマちゃってさ~ 」
適当に作ったエピソードを披露すると
「そうそう。ボクと一緒の時も 喋りながら歩いてて電柱に激突したもんね」
リョウギも話を合わせてくれてるから
オレもなるべく軽~い口調で
「今日なんか 転んで顔面打っちまったよ。ちょーっと切っただけなのにさ?イェソヒョンが大袈裟にこんなデケえ絆創膏つけるから…」
参ったわ〜😅とか言って笑うと ドンへもホッとした顔になる。
「えっと…アレか?プリンと杏仁豆腐だっけ?明日買って来るからさ?ドンへを叱らないでやってよ」
K「過保護」
R「親バカ」
うん。親…では無いけどな。
「でも お前も勝手に食うのはダメだぞ?」
「へいへーい┐( ̄ヘ ̄)┌ 」
E.R.K「「「反省の色ナシっ」」」
「二人とも 悪かったな。こんな遅くまで」
「ホントにドンへちゃんのオモリは疲れますよ」
「ホント。明日、杏仁豆腐 ちょーお高いヤツ買って来てよね。」
とかなんとか言いながら2人ともドンへを気遣ってやっているのが分かるから 本当に頭が上がらない。
そのドンへと言えば ソファでウトウトしている。
「それ…」
オレの絆創膏をさす キュヒョナの声のトーンがぐっと下がる
「あの…元カレ絡みですよね?」
「ああ。」
2人には今日あった事をかいつまんで話した。
「ねぇ…それ…マジでヤバいって」
「ああ。」
「ああ。じゃないですよ。逆恨みされてんじゃないですか?」
「さっきさ… イェソヒョンに…」
イェソヒョンに言われた事を話そうとした時
「んんっ~ ひょくぅ~」
ドンへが起きてしまった。
「いたい?」
絆創膏の上からオレの傷をそっと撫でるドンへの方が痛そうだ。
「平気だよ」
「もお ころばないでね。ひょくのキレイなカオにキズがついたら…オレかなしい…」
綺麗な顔?…こいつ本気で言ってるから怖ええよ
「うん 気ィつけるよ。心配ばっかかけてごめんな?」
「ぎゅーっ して。」
「はい むぎゅーっんぎゅーっ」
腕の中に閉じ込めて ぎゅーっと抱きしめた。
つづく