いちごジュース。 | アラサー女子の転換期ブログ〜初めての料理〜

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結婚するべくお仕事をやめ、婚前の花嫁修行スタート。しかし、世の中は身動きの取れない世界に変化。
 
花嫁修行と題して、日々の記録としてブログスタート!どんな毎日にしていくか、どんな毎日になっていったか振り返っていきたいと思います☆


おじいちゃんの
訃報から1週間


無事に仏事が終了しました。



起きてから新幹線に飛び乗り
5時間かけておじいちゃんに会えた時は



すっかり痩せ細った姿を遠くから見て
目頭が熱くなる。


先に到着していた妹が
こっそり隣の部屋から出て来て
「おねぇちゃん…」


目が合うと2人とも
うるうるしながら寄り添い


ベッドに横になったおじいちゃんに
近寄り、顔や頭を
「ありがとう」と
触りまくる



もしかしたら顔なんて
初めて触ったかもねなんて
話ながらも妹とポロポロ涙する。



父親が喪主で会社も経営しているため
あちこち忙しく、兄と妹も子沢山のため
母親と1番下の妹と


愚痴り大会しながら喪主の補佐と
線香当番をする日々でした。


お寺との関連で葬儀が四日後より
スタート。



高齢の祖母は
自分がしなきゃならない事に
焦り、動揺して荒れ狂っておる。



電話で喧嘩を一丁かまし
とりあえず、落ち着かせるため
話し合う。



喪主でもないが心配症のため
自分がしなければと思っていたようだが
最初の決め事がしっかりできたら
一切口出ししなくなった。



気持ちも落ち着いたようだ。



久しぶりの親戚付き合い。
おじいちゃんは居ないけれど
昔話に花が咲いたり



叔父の武勇伝を聞いたり



線香当番で泊まっている施設に来て
おじいちゃんへの後悔も
教えてくれた。



人それぞれに、故人に対する
後悔ってあるんだなぁって
故人との大切な思い出を話してくれて
知らない一面も知ることができて



人との会話って素晴らしいなと感じる。



おじいちゃんの肉体がある日に
最後に一緒にいれたことは
私にとってかけがえのないものと感じる。


姪っ子が納棺で大泣きし
おじいちゃん大好きだったと泣き叫ぶ
ご飯を食べる時は必ず報告しにいき
いちごジュースを祭壇にお供えしたり



子どもなりの優しさや成長も見れた



何もなかった日はゆっくり母親、妹と
お話しながら祖母や叔父の送迎したり
買い出ししたりと
おじいちゃんともゆっくり過ごせた



葬儀が進むにつれてお別れが近づき
悲しくなったり…



火葬の前の出棺時は
顔をみるのが最後



うちら三姉妹は
ボロボロと泣きまくり



葬祭場の担当者さんが
姪っ子がお供えしたいちごジュースを
「これも入れますか?」と
気をつかっていただいて



姪っ子の小さな思いも汲み取ってくれる
心の優しい方が担当で
本当に感謝でした。



お仕事をしながらも
私たち家族や利用させる家族を
幾度となく見送るお仕事も
素敵なお仕事と感じる瞬間でした。



火葬が終わると
父親と私、たまたま階段降りた先で
横になり、大きなため息がかぶる



あぁ、お父さんも同じ気持ち。



お葬式では、妹が弔辞を読み
言葉を詰まらせながら話す姿や
腎臓移植をして命を繋いでくれた祖父への感謝
家族のあり方を教えてくれた祖父の姿
祖父がしてくれたことへの感謝の言葉



叔母や、叔父、親戚の涙を誘う
素晴らしい弔辞も聞くことができ



戒名についてお坊さんが説明する際も
妹の弔辞から抜粋して説明していた。
素敵な戒名に家族も涙溢れるものであった




お骨を持って玄関の前で鍵を開けるのは
初めてで



このお家が建ってから27年、妹が産まれた年から
家内安全、健康第一
家族を守ってくれていたお家にも
守り続けてくれたおじいちゃんにも



感謝が溢れた瞬間だった。



おじいちゃんの仏壇はまだないけれど
もので溢れてる家を



これから少しづつ片付けて
おじいちゃんに
感謝の言葉を伝え続けていきたい。



この1ヶ月



妹の出産から始まり



祖父がコロナに感染してしまい
父親、母親、妹、姪っ子2人、妹の旦那
にも感染が広がり



妹一家がコロナ明けた矢先のことで
ドタバタとした1ヶ月でしたが



お陰でコロナを気にせず
葬儀に集中することもできた



お通夜の日は母親の65歳の誕生日でもあり
これから一周忌、三回忌と
離れて暮らす家族が揃うタイミング。



最後までタイミングを測って
家族思いなおじいちゃんだったなと



家族みんなで痛感する
おじいちゃんの人生でした。



おじいちゃんのように
家族を大切にできる人になっていきたいです。



楽しいことよりも
家族を大切にする
そんなおじいちゃん。



ありがとう。



永遠に。