いのちの詩(うた)~小児白血病闘病記 -2ページ目

いのちの詩(うた)~小児白血病闘病記

小児急性リンパ性白血病T細胞型(T-ALL)の闘病記です
約1年間の入院。半年後に再発入院。
可能性を求め、行ったり来たりで数か所の病院へ入院。
最後の望みをかけ、翌年1月に桃病院へ転院。
同年4月に元の病院へ戻り6月に天使になるまでとその後の記録デス。

こんばんわ。

なんか、いつのまにか外が寒くなってますね。
デニムを1枚羽織りつつ、
ベランダに出てみたままにゅうデス。


早いもので、
ちゅぴチャンがお空にいってから、
もう5ヶ月も経つんですねー。


ままにゅう、
めっきり自宅警備員やってます。

外部とほとんど関わりも持たず、
引き込もってます。

でも、いいの。
そのうち、冬眠からさめるから。


昨日?おととい?
同じ病棟にいた、とある男の子(以下、ジョニーくん【仮】)のままに電話してみました。

ジョニーくん今、
とてもとてもがんばっているみたい。



ウチが入院当時、
あたしが1階で朝ごはんを食べてると、
外泊から戻ってくるジョニーくん親子といつも遭遇していて、


『ぎゃーっ!!ジョニーさーん!おかえりーっ!』


と、
アタシは両手を広げ、
ジョニーくんを抱き締めようとするのに対し、
ジョニーくんはいつも、

『ただいまぁーっ!!』

と、
横をすり抜けていく。(笑)

やっと捕まえた日はうれしかった♪


ちゅぴチャンは自分から話す子じゃなくても、
ジョニーくんはうちの部屋に来てくれたり、
すごく優しくて、明るくて、頭の回転の早い、
笑顔もすごくステキな子。

大人顔負けのしゃべりスキルは大したもんだよ?(笑)


そんなジョニーくんに会いたくなってしまい、
ままに連絡しました。


今年中には、
会いに行きたい。


もう一度、会いたい。





こんばんわ。
毎日の暑さにヤラレっぱなしですが、
今夜は涼しいですね。


皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
ままにゅうデス。


久しぶりにブログを書いてみようかと思いました。


ちゅぴチャンがお空にいってから、
2ヶ月が経ちました。


この2ヶ月、
アタシは全く変わってません。

むしろ、どんどん深みにハマってってるようです。


変わったことをしいて言うなら…

積極性がなくなったことぐらいでしょうか…


ちゅぴチャン入院中の、
あの時のアタシは、
今はいません。

自分のためには、なかなか動けないもんですね。

時が経てば経つほど、寂しさって増すんですよ…


世間の子供たちは今は夏休み。

正直キツイ。
会いたくなくても会ってしまう。

だから、できるだけ出たくない。

テレビも、
夏休み企画って感じで
ちゅぴチャンぐらいの子供たちが出る番組が多い気がする。


正直見たくない。


だからすぐチャンネルを変えてしまったり。


そんな毎日を送っています。


お通夜と告別式に来てくれた、
アタシのいとこの子供たち。


その子供たちは昔からずっと、
アタシを呼ぶとき


『ちゅぴこのままぁー』

と呼んでいたのに、


その日は、

『ままにゅうチャン』

と、呼びました。



すごく、
すごく嫌だった。


子供なりに気を使ってるんだよ。

という風には一切思えず、
アタシは、ただ傷付いたよ。


もう、色んなことが嫌だ。


前向きに思ったり、
希望を見付けてやっていけてた、
あの時のアタシ…

帰ってきて欲しい。






苦しいよ…



こんばんわ。
今日の午後の雷雨、すごかったですね。


昼寝をしていて、
ちょうどその雷雨の時に目が覚めたままにゅうデス。



その昼寝中、夢を見ました。




オバーチャンやらキョーダイやら、
なぜか俳優の中村トオルさん(-_-;)

それとままにゅうが出演者デス。


舞台は今の実家ではなく、
10年くらい前に住んでいた以前の実家。


夢の中でも、
ちゅぴチャンはお空の住人でした。


夢の中でも
やっぱり姿を現してくれず、
ちゅぴチャンの祭壇がありました。



ちゅぴがお空にいってから、
よく夢を見ますが、
ちゅぴが姿を現したことは1度もありません。

アタシが覚えてる夢の中のちゅぴは、
いつだってお空の住人…



夢の中の祭壇は、
仮のお位牌の位置がずれてたり、
なんだかテキトーに物が置かれていたりで、


『…まったく。
誰がこんなぐちゃぐちゃにしたんだ…は?ブチッ



と、
ままにゅうは怒りながら
祭壇をキレイにしていました。



そのあとデス。



舞台が実家ではなく、
赤く光ったキラキラ場所に変わりました。


すっごい色の濃い夕焼け?
って感じの
オレンジ色で、光りキラキラもあった。

ところどころ薄い雲
みたいなのもあった。


床は雲



あ…


ココ、雲の上?



そう思った瞬間、
目の前に
ちゅぴチャンが立ってた。


アタシがハーフウィッグを縫い付けた、
髪の毛付き帽子
(黒地に細かい白ドット)
をかぶり、

去年ヨーカドーで買った、
けっこう薄い生地の白いパーカーを着ていた。



ちゅぴチャンは、
赤く光った方へいこうと、
アタシに背中をむけていました。



『ちゅぴっ!!ちゅぴっ!!いかないでっ!!』



アタシは何度も何度も言いました。


ちゅぴチャンは、
言葉を発することなく
顔だけをコッチにむけて、

微笑んでいました。



アタシは、
夢の中で、大泣きしていて、



『ちゅぴーっ!!

 …いかないでっ!!…ちゅぴーっ!!』



それとリンクして、


『ちゅぴー…ちゅぴーっ…ちゅぴーっ!!』


現実でも、
寝ながら大泣きして
ちゅぴを呼んでいたようで、
オバーチャン(アタシの母)から起こされました。



初めてちゅぴが、
に出てきてくれた。

しかも、微笑んでた


笑顔にこにこってことは、
やっぱりもう、

痛くないんだよね?

苦しくないんだよね?


アタシはこの夢を忘れたくなくて、
起こしにきたオバーチャンに、すぐにこの話をしました。


そして、
すぐにエンピツを持って、
その時のちゅぴチャンの絵を急いで描きました。


もう二度と、ちゅぴの写真は撮れない。

へたっぴでも何でも、とりあえず形を残したい。

その一心で描きました。


ごめんなさい・・・

お見せできるような上手な絵じゃないのもよくわかっています。


でも、どーしても忘れたくない…

残しておきたくて…うわぁ~ん


どうか、お許しください。。





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6月29日日曜日
15時半過ぎ。
天気は嵐のような暴風雨だった。