●うつ病患者の「自殺」を食い止めるための重要な関わり方とは?
こんにちは。伊達誠です。
人間が、「自殺したい」と強く考えることを、自殺念慮と言います。
うつ病患者の自殺念慮は、ちょっとした言動に現れます。
「自分は価値が無い人間だ」
「生きていても仕方がない」
このように、自分を責めたり、悲観的になった時に、うつ病患者は自殺の考えに至ります。
他には、「迷惑をかけてごめんなさい」など、家族に謝罪の言葉を口にするのも、自殺の兆候です。
数年前、女子プロレスラーの木村花さんが、他界されましたね。
彼女は、最後に「ありがとう」の言葉を、残しました。
このように、感謝の言葉を、急に口にするのも、自殺の兆候です。
また、身辺整理を始めた場合も、自殺のサインの可能性があります。
アルバムの写真を整理するとか、大切にしていた物を、友人に譲ったりする行為ですね。
もし、うつ病患者に、このような言動があったら、周りの人は、どうしたら良いのか?
まずは、うつ病患者が自殺してしまうことで、「周りの人が、どれだけ悲しいか、辛いか」ということを、言葉でしっかりと、認識させてください。
そして、躊躇(ちゅうちょ)せずに、即座に、精神科の主治医に相談してください。
たとえ夜でも、入院施設のある精神科の病院は、宿直の精神科医が、必ずいます。
普段、その病院に通っていなくても、そんなことは構いません。
迷わず、即座に、電話をしてください。